稲田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年1月17日

(平成26年1月17日(金) 10:55~11:01  於:合同庁舎4号館6階620会議室)

1.発言要旨

 冒頭、私からは、米国訪問についてお話をします。海外出張について申し上げます。1月10日から16日までの日程で、アメリカ、サンフランシスコ、ワシントンDC、ニューヨークを訪問いたしました。今回の訪問では、ワシントンDCのピーターソン国際経済研究所とニューヨークのジャパンソサエティにおいて講演を行いました。アベノミクスにおける規制改革の成果やクールジャパン戦略の推進について、米国での関心も非常に高く、積極的な情報発信をすることができたというふうに思っています。また、サンフランシスコでは、現地で起業して活躍しておられるIT関係の有識者等と意見交換も行いました。ユニークなビジネス展開、また規制改革の関係、再チャレンジ促進の観点からの起業支援等について、有益な意見交換ができたというふうに思っています。また、ワシントンDCではアメリカ国立公文書館を訪問して、公文書の保管、利活用状況を視察いたしました。我が国でも青少年を含めた国民による公文書館の利用促進に取り組む上で、非常に参考になったというふうに思っています。今回の出張の成果を踏まえて、引き続き規制改革、クールジャパン戦略及び公文書管理政策等、積極的に推進してまいります。
 次に、「クールジャパン推進ホットライン」についてお話をいたします。先月、京都で行った地方版クールジャパン推進会議の際に、会議などでは提案はスピード感を持って推進してほしいという意見があったことを受けて、検討を進めてきました。その結果、本日、内閣官房のウエブページに「クールジャパン推進ホットライン」を開設することといたしました。本ホットラインは、規制改革の取組を参考として、広く国民・企業等から、日本の魅力の発信力の強化など、クールジャパン推進のための提案を幅広く受け付けるものであります。いただいた提案については、内閣官房知的財産戦略推進事務局で精査をし、関係省庁に検討要請を行うことといたしております。また、このたびの米国出張におけるニューヨークのジャパンソサエティの講演でも申し上げたとおり、外国人の視点から日本のどんなところがクールなのかについて、幅広く意見を聞くことが重要だというふうに考えております。このため、外国人を念頭に置いたホットラインについても効果的な広報などとあわせて検討を行い、できるだけ早期に実施できるように作業を進めてまいりたいというふうに思っております。
 それから、本日午後、人事院の入間の研修所に視察に参ります。
 以上です。

2.質疑応答

(問)NHKの森田です。
 すみません、今の一番最後にありました午後の人事院の研修所の視察というのは、これは、狙いと内容をもう少し教えていただきたい。
(答)これは、公務員制度改革関連法案、次期通常国会で通すことができれば、そのあと、内閣人事局をつくって、そこで幹部候補育成課程の中で、きちんと国益、横串を指した形での、採用年次にとらわれることなく研修を行っていこう、養成を行っていこうということを考えておりまして、現状の研修について視察に行きます。今日は、課長補佐1年目の方々を対象にした研修について、視察を行う予定にしております。
(問)(フジテレビ・和田記者)大臣としてというよりは、政治家としての御意見をちょっとお伺いしたいんですが、そんな難しい話ではありません。都知事選ですが、原発ワンイシューの戦いになりそうなことについて、どのようなお考えをお持ちかということと、小泉進次郎さんが舛添さんを推す大義がないという踏み込んだ発言をされたんですが、これについて何か御感想はありますか。
(答)はい。都知事選については細川さんが出られるということ等、ずっと私も本当、昨日の夜までアメリカにいましたので、ちょっと新聞等では見ましたけれども、日本での様子については、まだ把握できておりません。
 ただ、もちろん原発問題については、福井も原発立地県でもありますので、都知事選における議論も注視したいと思いますし、ただ、原発だけではなくて幅広い、特に東京オリンピックも控えて、日本の発信力という意味でも非常に重要な都知事選になるというふうには考えています。
(問)小泉進次郎さんの発言はどうですか。舛添さんを推す大義がないという。
(答)ちょっとそこも全ての発言を把握しているわけではなくて、報道ベースでしか聞いていないので、しかもアメリカにおいて聞いただけなので、ちょっとそれに対してのコメントは差し控えたいと思います。

(以上)