稲田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年12月20日

(平成25年12月20日(金) 12:08~12:15  於:合同庁舎4号館6階620会議室)

1.発言要旨

 冒頭私からは特段ないんですけれども、今、独法改革の分科会の樫谷座長との会見が時間的にちょっとかぶったことについて失礼をいたします。
 以上です。

2.質疑応答

(問)NHKの森田です。
 まずクールジャパンについてお聞きしたいんですけれども、今日この後クールジャパンのアドバイザリーボードが開かれますが、大臣はこの会議にどのようなことを期待するか、また、大臣自身は今後のクールジャパンの展開を、どのようにしたいと考えているかお願いします。
(答)クールジャパン戦略担当大臣初代ということで、通常1期目と言ったら正しくないかもしれませんが、1年間は非常に日本の代表する方々に集まっていただいて戦略を練っていただいて、そしてアクションプランもまとめました。それは政務官のところできちんとフォローアップもしていただいているところなんですけれども、副大臣の今回アドバイザリーボードをつくることによって、また新たな展開も期待できるんじゃないかなというふうに思っています。
 具体的には先週、第1回の地方版のクールジャパン推進会議というのを行いました。これは6月に札幌で車座トークをやったときに、非常に地方におけるクールジャパンの取組、地方の特色を生かしたクールジャパンの取組であったり、そういうものも掘り起こして、それを横展開することも可能かなというふうに考えたわけであります。
 また、京都では、いろいろな提案を出したいというような意見もございましたので、例えば今回副大臣のところで新たな会議ができるわけですけれども、そういうところで具体的な提案を受け付けるというようなことも、考えられるんじゃないかなというふうに私は思っていて、2期目のクールジャパン戦略に対して今までから少し横展開であったり、ちょっと一歩進んでいくというか、はみ出すというか、そういうところも視野に入れて会議が活発化することを期待いたしております。
(問)毎日新聞の宮島です。
 今日あえて伺うべき話なのかというのはあるんですが、一度伺ってみたかったもので、「国・行政のあり方に関する懇談会」の件で、あれは実際聞いてみるとすごい珍しいというか、お国がやっていることとは思えないぐらいに自由度に富んでいますし、議論も本質的な議論をされていて正直聞いてみてすごい勉強になったと。ただ、話が中長期の未来を見据える話なので我々新聞屋からすると、筋の話が出てくるわけじゃないんで原稿にはしづらいと、だけど、聞いたらすごいためになると、ああいうものを、今もネット中継とかされていらっしゃいますけれども、いい教材になると思うんですよね。より多くの人にああいうのを知ってもらって、議論の内容を知ってもらって知識を高めるということに対して、国としてどうやっていけばいいというふうにお考えなのかお伺いできませんでしょうか。
(答)確かに今まで国の会議というのは時間的にも制約をされているし、あとメンバーも非常に大御所的な人がいらっしゃって、それだからというわけじゃないですけれども、インターネットでフルオープンとかあまりなかったかと思います。その点今回は、そういう殻も打ち破って常識的じゃない形でというか、むしろこれから日本を担っていく若い世代がどういう国を目指しているのかとか、どういう国を目指すべきなのか、そして今までの固定概念に捉われた家族であったり地域であったり国のあり方であったりということも、そういう固定概念からも解き放たれて非常に本音で話し合いたいというふうに思っております。
 そして、それをフルオープンすることで、本来「行革って難しい」、「行革って何」という感じなんですけど、そうじゃなくて行政改革というのは、一人一人の国民にとってどんな国を目指すのかという目標を定める、すごく国民的な議論にふさわしいものであるということを、会議を通じて国民の皆さんにも知ってもらい、国民の皆さんからもいろいろな意見を出してもらって、確かに一回当たり2時間で終わらない、私も参加していて非常におもしろいというか、毎回毎回、机を取り払ってみたり、ホワイトボードでグループ分けして議論をしたり、いろいろな試み的なものもありますけれども、そうすることによって行革であったり国のあり方について根本的な議論を、国民の皆さんともやりたいというそういうことでやっております。

(以上)