稲田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年8月2日

(平成25年8月2日(金) 9:46~9:51  於:合同庁舎4号館6階620会議室)

1.発言要旨

 おはようございます。私からは冒頭、発言することはありません。

2.質疑応答

(問)時事通信の大沼です。麻生大臣のナチスに関する発言で、発言自体は撤回されましたが国内外から反発の声は上っていますけれども、大臣の受け止め、お願いできますでしょうか。
(答)麻生副総理の講演における発言については、私も報道を通じて承知をしております。政府としては官房長官が申し上げたとおりであって、一大臣としてこの件についてコメントすることは差し控えたいと思います。
(問)その発言によって憲法改正等にどのような影響があると思われますでしょうか。
(答)憲法改正ということは自民党としては立党以来の課題でもありますので、きちんと議論をすべきだと思っております。
(問)ライターをしております藤井と申します。再チャレンジに関してお尋ねしたいと思います。6月25日に懇談会を開催されて、経験談などのヒアリングをされる機会があったと思います。今後もこのような機会を続けていく予定があるのかどうかというところと、あともう1点、現状でも文科省や厚労省や各自治体での支援の取組がさまざまあるかと思います。必ずしも認知が広がっているとは言えない状況だと思いますので、PRなどは今後どのような施策があるべきかどうか、お考えをいただければと思います。
(答)この再チャレンジに関しては第一次安倍内閣のときから総理自身が非常に思い入れというか、日本が1回失敗したり、1回やめたりした人に対して社会全体で頑張ろうとしている人を支援すべきであるというお考えであります。当初は若者・女性の活躍フォーラムという切り口で再チャレンジ担当大臣としても若者の問題について就職支援ですとか、あとニート、フリーター対策とか、そういう切り口でフォーラムを開催して、また地方にも行ってシンポジウムを開催する等して、政策等、提言等をまとめてきたところです。若者・女性に限らず社会一般としての再チャレンジの支援、そして今おっしゃったような国民全体の意識を高揚することは非常に重要なことだと思います。今具体的にこの間開催した会議をもう一度開催するかどうかというところまでは決まっておりませんが、前回も非常に活発な御議論がありました。来ていただいた方々からもまだお話ししたいことがあるというお話も伺っておりますので、継続ということも考えられるのではないかと思っております。
(問)朝日新聞の明楽です。先ほどの麻生副総理の発言に関連してですが、今後の安倍政権の政権運営に与える影響についてはどのようにお考えでしょうか。
(答)それも官房長官がおっしゃったとおりであって、私はコメントする立場にはないと思います。
(問)共同通信の中久木です。8月15日が近づいているので靖国参拝についてお伺いします。大臣は4月28日に参拝されています。中国、韓国との首脳会談を政権として模索する中で閣僚の靖国参拝の是非について、今大臣のお考えをお願いします。
(答)私はこの場でも何回もお話をしておりますけれども、自分の国のために命を捧げた人たちに対して感謝と敬意、また追悼の意を表すること自体は主権国家としては許されるべきことであると思っております。
 そして、靖国参拝に関してはそれぞれの国民一人ひとりの心の問題でもあると思っておりますので、安倍内閣の一員として適切に判断をして行動していきたいと考えています。

(以上)