稲田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年4月19日

(平成25年4月19日(金) 8:36~8:42  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 皆さん、おはようございます。
 冒頭、私からは特にありません。

2.質疑応答

(問)毎日新聞の宮島です。
 保育の待機児童ゼロの話で、先日、総理が民放の情報番組で、「今後5年間で待機児童ゼロを目指す」ということをおっしゃられました。規制改革会議で今、待機児童ゼロに向けての議論をされていますけれども、あそこで今後2年間でゼロにしようとしている。今後、調整というのはどうなるものなのかを教えていただけますか。
(答)規制改革会議で待機児童を2年間というのは、意気込みというか目標というか、やっぱり今現にお子さんを預けたくても預けられなくて働きにも行けないというお母さん方の声を受けて、2年という目標を掲げて規制改革にも取り組んでいきたいし、議論もしたいという、そういう趣旨だと私は理解をしています。
(問)そうすると、総理のほうがどちらかというとモデレートな目標を掲げられたわけじゃないですか。その2年間という目標をあくまでも今後堅持しながらやっていく形になるんですかね。
(答)そういう意気込みと考えていただけたらいいんじゃないでしょうか。
(問)共同通信の中久木です。
 TPPの事前交渉が大詰めを迎えていますけれども、TPPでは知財の保護、例の海賊版対策とかが協議に上る見通しですけれども、クールジャパン戦略の観点から期待するところというのは。
(答)そうですね、クールジャパン戦略からと言われる答えになるかどうか分かりませんけど、やっぱりTPPの一つの大きな有益性といえば、今まで日本の非常にいい知的財産が非常に侵害されているという状況を、TPPの中で一つのルールを作って、そして知財を保護するということは非常に日本にとって、日本の国益にとって有益だと思うし、クールジャパンという観点からも、日本のすばらしいコンテンツや、そういう知的な財産というものを保護していくルールづくりができるということは、TPPにおける非常に有益な点じゃないかなと期待しています。
(問)朝日新聞の鈴木です。
 今日、総理が(日本記者クラブで)会見されて、成長戦略をテーマに何かを打ち出すというお話を聞いているんですけど、今日、閣僚懇で何かそういった話題というのはあったのでしょうか。
(答)なかったですというか、あったかなかったかはお答えできません。
(問)毎日新聞の宮島です。
 すみません、たびたび。もう一回、保育の件でもう一点教えていただけないかなと思って、保育の規制改革の議論が盛り上がるにつれて、世の中のお母さんたちからの声も出始めて、待機児童ゼロに向けて規制緩和されると保育の質も下げるなという声も強まっているのかなと思いまして、規制改革の担当大臣として、その声に対してどうお考えか伺えますか。
(答)規制改革会議の議論、私も保育、できる限り見るようにはしているんですけど、決して質を下げてでも待機児童を減らそうという観点は全くなくて、やっぱり質を維持しながらも、でも、やっぱり現実のニーズには応えていかなきゃいけないというところで何ができるかというのを議論しています。そういうふうに質を低下させてもどんどん増やせというふうにもしとられている、そしてそれをお母さん方から心配されているということがあるとすれば、全くそれは逆で、何とか待機児童問題で悩んでいるお母さん方に、質も確保しながら保育所の規制というか、不合理な(ところを)というか、改革をしていこうと。そこは、誤解をされているとしたら残念だなと思います。

(以上)