稲田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年2月22日

(平成25年2月22日(金) 10:36~10:43  於:合同庁舎4号館6階620会議室)

1.発言要旨

 皆さん、おはようございます。
 私からは、本日の閣僚懇談会で、日本経済の再生に資するため規制改革の推進は極めて重要であり、大胆かつ迅速に改革を進めていく必要があります。政令に基づく総理の諮問機関として内閣府に設置された規制改革会議は、この取組の中核を担うものであり、各大臣におかれても会議の審議に積極的に御協力をお願いいたします。当面、今国会において、規制の新設又は改廃を伴う法案を提出される場合など重要な規制の変更を行われる場合には、時間的余裕を持って前広にお知らせ願いますと、また、その後においても同様の対応をお願いいたしますと発言をいたしました。
 冒頭、私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)共同通信の中久木です。
 このたび、独法改革と特会改革について、民主党政権の閣議決定を凍結されたと思うんですけれども、自民党政権として改革の成案を得るスケジュールとして、まだ行政改革推進会議が始まっていないので確たることはおっしゃれないと思うんですけれども、大臣の認識として、例えば1年以内に成案を得るとか、あるいはもっと中長期的に考えているのか。その辺のスケジュール感をお願いします。
(答)凍結をして、今までの取組について総括、それから検証もしますということを申し上げているかと思います。その上で、特別会計と独立行政法人と、その中でもいろいろとあるかと思いますが、改革が後退したと言われないように、迅速に取り組んでいきたいと思います。
(問)すみません、共同通信の中久木です。
 今日、竹島の日ということで、松江市内で島根県主催の式典が開かれて、今回、島尻政務官が初めて政務官として出席されるんですが、この是非について、大臣の見解をお願いします。
(答)竹島は我が国固有の領土だと思っております。今のお尋ねの件については、私の所掌の範囲外、内閣の私の所掌の範囲外でありますので、コメントは差し控えます。
(問)この政務官の出席について、韓国政府が対抗措置をとるというふうに反発をされているんですけれども、これに対する大臣の見解もあわせてお願いします。
(答)私から個人的な見解は申し上げるべきではないと思います。
(問)フジテレビ、和田でございます。
 また所掌外で恐縮なんですが、竹島が出たもんですから、所掌外ついでにですね。昨日、森元総理がモスクワでプーチンさんと会談して、北方領土問題を話し合っているわけですが、親書を持っていかれたということで、首脳会談に向けての地ならしかなと思うんですが、御所感で結構ですが、北方領土問題について何かございましたら。
(答)北方領土問題についても、我が国固有の領土について、進展すればいいなと思っております。
(問)NHKの山本です。
 冒頭の閣僚懇談会の話なんですけれども、大臣の発言の後に、ほかの閣僚の方からは、それについて何か発言とか意見とかはあったでしょうか。
(答)閣僚懇談会の内容については、自分の発言以外については非公表となっておりますので、今の質問についてはお答えを差し控えます。
(問)あともう1点。恐らく規制改革を進める上で、すごくほかの大臣の協力というか理解というのは欠かせないと思うんですけれども、前から厚労大臣が混合診療の件で、今の対応で十分じゃないかというような御発言もされていたりとか、今後結構厳しい状況も多々出てくると思うんですけれども、改めて大臣、ほかの閣僚に対して呼びかけたいこととかありましたら、お願いいたします。
(答)やはり総理の成長戦略の一丁目一番地がこの規制改革にあるかと思いますので、あるべき社会像、今おっしゃっている健康・医療だったら、総理がいつもおっしゃっている長生き、健康で長生きできる社会に向けての必要な改革というのは、ひるまずに大胆に進めていきたいと思っています。
(問)(フジテレビ・和田記者)全く細かいことで恐縮なんですが、ずばり所掌のほうで、規制改革会議と、それから行政改革推進会議なんですが、これ、両方ともまた月内に開くということになるんでしょうか。行政改革推進会議はまだ一度もやっていませんけれども。
(答)はい。もうできるだけ月内に開く方向で検討しています。
(問)いつというのは、まだ決まっていない。
(答)まだちょっと、いつというまでは申し上げられないんですが、なるべく月内ということで調整しています。
(問)すみません、関連して、朝日新聞の鈴木です。
 規制改革会議のほうの(次回の)第3回会合なんですけれども、これ、それまでにワーキンググループの人選も決めた上で開くことになるでしょうか。
(答)そこも第3回の日程との関係で、今検討を進めているところです。
(問)そうすると、どちらになるかわからないと。第3回を開いた時点でワーキンググループを。
(答)そうですね。第3回の日程との関係で、それまでに全て終わっているかどうかは、まだちょっと申し上げられないと。
 ありがとうございます。

(以上)