稲田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年2月15日

(平成25年2月15日(金) 9:54~10:05  於:合同庁舎4号館6階620会議室)

1.発言要旨

 皆さん、おはようございます。
 冒頭、私から行政改革を政府一体となって、総合的かつ積極的に推進していくため、先月29日に行政改革推進本部を立ち上げるとともに、その下で重要事項の調査、審議等を行う行政改革推進会議を開催することといたしました。
 本日は行政改革推進会議の構成員について、人選が固まりましたので、発表させていただきます。
 お手元の資料にございますように、民間各界の有識者9名の方に御参加いただくこととなりました。
 具体的には民間企業の経営に長年携わられた方、政治学、行政学、経済学などの分野で高い識見をお持ちの方、民間の組織改革等に専門的知見や幅広い経験をお持ちの方などに御参加をお願いをいたしました。
 今後、安倍総理をはじめとする関係閣僚と民間有識者の方々との間で、行政改革を進めていくための検討を精力的に行ってまいりたいと思っております。
 第1回の行政改革推進会議は、できるだけ早い時期に、できれば今月中にも開催したいと考えておりますが、日程については決まり次第お知らせをいたしたいと思います。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)フジテレビの和田でございます。おはようございます。
 この行政改革推進会議なのですが、この開催の頻度と取りまとめの時期はいかがでしょうか。
(答)スケジュール等については、まだちょっと具体的には決めてはいないのですけれども、3月中にも今後の実施の方法などについても考えていきたいと思っています。
(問)取りまとめの時期というのは、目指すところは特にないのですか。
(答)取りまとめの時期については、その点についても行政改革推進会議を開いた上で、ちょっと考えていこうかなと思っています。
(問)NHKの山本です。
 同じく行政改革推進会議の件なのですけれども、初会合をできるだけ早く今月中にということでしたけれども、総理は来週訪米があると思うのですが、その後という認識でよろしいですか。
(答)ちょっと総理の日程とも調整しながら、なるべく今月中にというふうに考えております。
(問)日経新聞の永澤です。よろしくお願いします。
 先ほどこのメンバーの選定で、民間企業の経営に長く携われた方ということをおっしゃっていましたけれども、何人か経営者の方がいらっしゃると思うのですが、その方々のどういう部分を行革に生かしていきたいと思っていらっしゃるのか、大臣の考えをお聞かせください。
(答)長年経営に携わってこられて、その間に企業の中の効率化とか合理化とかを強力に進めてこられた方だと認識をいたしておりますので、そういう手腕を民間におけるそういう経験だとか手腕を行政改革の分野でもぜひ生かしていただきたいなと思っています。
(問)朝日新聞の鈴木です。
 今日これから行われる規制改革会議のほうでお伺いしたいのですけれども、論点整理で68項目のペーパーを示されてから、委員の方で議論が始まると思うのですけれども、大臣も出席されると思うのですが、大臣としてはこの中で特に優先順位としてどういった分野を優先して議論を進めていきたいというふうにお考えなのでしょうか。
(答)総理の指示の中で、健康・医療、そしてエネルギー・環境、また雇用ということを重点分野で指示をされておりますので、そこを優先的には取り組んでいきたいと思っています。
(問)そうはいっても、今掲げられている分野でも相当幅広いと思うのですけれども、方針としては、今までおっしゃっていることの中で、先にまとまるもの、まとめることができるものは、規制改革、まとめることができるものは次々に打ち出していこうという方針というふうにお伺いしているのですけれども、その順序立てとしては、どのようにお考えになられているのですか。
(答)そういう順序立てとか、今大きな分野の重点事項をお話をいたしましたけれども、おっしゃるとおりその中でさまざまな項目があろうかと思います。それについても、どのように取り組んでいくかという方向についても、今日の会議でもお諮りをしたい、お話をしていただきたいと思っています。
 あと今論点整理というのは、まだ別に提示をしたわけではありません。
(問)今日されるのでしょうか。
(答)論点整理という形でというよりも、今までいろいろな課題が提示されているものがあろうかと思いますので、そういう具体的な項目等についても、今日は議論してもらいたいなと思っています。
(問)(フジテレビ・和田記者)行政改革推進会議に戻るのですが、特に総理、それから総理以下副議長までなのですが、民間の方以外に総理以下副議長まで、毎回これはお出になるのですか、総理含めて。
(答)それはちょっと特に総理は大変いろいろな日程がお入りになると思いますので、必ず出席されるということではないと思います。

3.資産公開に関する発言要旨

 私からは冒頭ありません。

4.資産公開に関する質疑応答

(問)共同通信の中久木です。
 今回、閣僚として初めて資産公開に臨まれたと思うのですけれども、御自身の配偶者とかお子さんの資産を公開したことに関する感想といいますか。
(答)感想ですか。国務大臣の職にある者が就任時と離職時に資産を公開して、在職期間中の清廉さというものを明らかにするというのは、政治に対する国民の皆さん方の信頼を確保することにとっては有益だと思いますので、配偶者の資産もきちんと公開をいたしました。
(問)大臣は制度に対する例えば問題意識とか、疑問点みたいなのは特にお持ちではないでしょうか。
(答)特にありません。
(問)今回事前配布を受けているのですけれども、その中で大臣は旦那さんが株式を約40銘柄ほど所有されているのですけれども、「大臣規範」だと、大臣個人の株取引は自粛するように定められているのですけれども、特に配偶者については定めがないのですけれども、この旦那さんの株取引、大臣就任中に例えば動かす可能性というのはあるのでしょうか。
(答)私も今回初めて主人の株、知りましたけれども、これはほとんど主人の資産を知りませんから、まあ、本人の自由ではないかと思っております。

(以上)