森内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年3月25日

(平成26年3月25日(火) 8:38~8:43  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

<東日本大震災に関連する自殺の状況等に係る現地ヒアリングについて>
 おはようございます。
 私からは、東日本大震災に関連する自殺の状況等に係る現地ヒアリングについて発表します。
 平成25年の東日本大震災に関連する自殺は38人となっており、前年と比べて14人増加しました。全国の自殺者数が減少している中での増加であります。特に福島県においては2年連続で増加し、今年も2月時点で6人となっており深刻な状況にあります。
 国においては、各省庁において被災者の心のケアの取組を実施しておりますし、被災3県においても内閣府が予算措置した地域自殺対策緊急強化基金を活用した取組を、実施しているところでございますが、増加しているという深刻な状況を踏まえまして、担当大臣として職員を福島県に派遣し、現地でヒアリングを実施するよう担当部局に指示いたしました。そういった調査結果も踏まえ、更に必要な対応を今後検討してまいりたいと思います。

 

<子ども安全メールによるベビーシッターの件に関する注意喚起について>
 では、次に、子ども安全メールによるベビーシッターの件に関する注意喚起について申し上げます。先般、ベビーシッターを名乗る男性の自宅から男児が遺体で発見されるという大変痛ましい事件が発生しました。これを受けて、子育て世代に向けて発行している消費者庁の子ども安全メールにて、ベビーシッターを利用の際に、本人や事業者を信頼できるかどうかを確認することが必要であることについて注意喚起を行いました。今後とも厚生労働省を始めとした関係省庁と連携し、ベビーシッターなどを安心して御利用できるよう必要な施策を講じてまいります。
 以上です。

2.質疑応答

(問)景表法のガイドラインなのですけれども、どうも作業が難航しているのか、まだ発表の連絡がないのですが、現状はどうなっているのかというのを教えていただけないでしょうか。
(答)景表法のガイドラインにつきましては、原案をパブリックコメントに付させていただきまして、たくさんの御意見をいただいたところでございます。その後、関係団体等とも意見交換をさせていただきまして、そういったいただいた御意見を踏まえて作成中であるということでございます。なるべく早くお示しできるように指示をしておるところでございます。
(問)今のところいつごろというめどは立っていないという理解でいいのでしょうか。
(答)はい。
(問)先週の会見でもお尋ねしたんですが、楽天市場のセール前の価格を少しもとより高くしていたという話なのですけれども、楽天社員が指示をしたという話が出まして、先週の段階ではまだ調査して答えたいということでしたが、その件について御所見と、あと事実であれば景品表示法の有利誤認に当たると思うのですが、消費者庁として何らかの対応をする御予定があるかお聞かせいただけないでしょうか。
(答)報道は承知しておりまして現在事実関係を調査しておりまして、その詳細については回答を控えさせていただきたいと思います。
(問)冒頭にあった自殺の関連で確認したいんですが、福島県に職員を派遣されてヒアリングというのは、どこに対するヒアリングなのか具体的にお聞かせいただければと思います。
(答)県庁等、自殺状況を把握している関係箇所に対するヒアリング等の調査を予定しております。

(以上)