森内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年10月18日

(平成25年10月18日(金) 9:41~9:50  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 私からは、特に御報告はございません。

2.質疑応答

(問)特定秘密保護法案の関係なんですけれども、昨日の公明党の常任役員会で修正案が決まりました。受けとめをお願いします。
(答)公明党のほうで了承いただいたという報告は受けておりますけれども、まだ与党内で最終決定前の調整を続けているところでございますので、鋭意調整を続けていただいて、早期に国会に提出できるように努力してまいりたいと思います。
(問)昨日自民党のPTで了承したということなんですけれども、閣議決定と法案提出のめどは、どうなんでしょうか。
(答)PTで了承していただいたということは承知をしておりますけれども、その後も党内手続等もございますので、できるだけ早期に国会の提出に向けて鋭意努力してまいりたいと思います。
(問)秘密保護法をめぐって民主党側も情報公開法改正案を出していて、裁判所によるインカメラ審査というものを求めて法案を出していますが、これについては大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)民主党のほうでそのような検討をなさっているという情報は承知しておりますので、まだ詳しい内容については手元に届いておりませんけれども、また届きましたらぜひ検討させていただきたいと思います。議運等でそのようなことは議論になっているということも伺っております。
(問)法案の内容とは別に、裁判所によるインカメラ審査についてはどのようにお考えでしょうか。
(答)民主党さんの法案の内容だということではなくて、できるだけインカメラ審理を含めてさまざまな手段、公正の確保及び国民の知る権利の保障というものに努めてまいりたいと思います。
(問)裁判所によるインカメラ審査のほうは検討をすると。
(答)それはまだ条文案を見ておりませんので、出てきた段階で検討したいと思います。
(問)国会議員の政策秘書等への情報提供はするかどうかという議論が分かれているところなんですけれども。
(答)それは何の件でしょう。
(問)特定秘密保護法案で国会議員の政策秘書で、法案を見ると、政策秘書への情報提供できないという、提供できないということになっているんですけれども、ただ、議員の一部が議員活動において政策秘書は、議員と政策秘書は不可分な存在だという声も上がっているということで、今後は何か修正を検討されたりという中に検討課題の中には入っているのかお伺いしたいと思います。
(答)私も内容をよく承知しておりませんので、後で詳しく聞かせていただきたい、検討したいと思います。
(問)秘密保護法案については自民党で審議が進んでいるんですけれども、消費者庁のほうで集団的訴訟法案についてなんですけれども、実際今国会での成立というのは、めどがつきそうなんでしょうか。
(答)めどがつくとかつかないとかということではなくて、提出を予定している法案については、全て全力を挙げて成立に向けて頑張ってまいります。特にその法案につきましては継続でございまして、前国会で衆議院で5時間やっておりますので、審議中断することなく円滑な国会運営を進めていただいて成立まで持っていきたいと思っております。私も前回提出するときに経済界の方からさまざまな御意見をいただいて、私自身が経団連まで出かけていって御意見を伺って意見交換した上で双方納得した上で閣議決定まで持ち込んだという思いもございますので、全力を挙げて成立に向けて努力してまいりたいと思っております。
(問)ただ、実際秘密保護法案で特委ができ上がった場合というのは、そちらのほうに大臣が毎回取られてなかなか審議できないのかなと思うんですが。
(答)それは特委ができたら、全部、全日取られるかどうかはわからないだけであります。それは国会運営次第だと思いますので、国会のほうでも円滑な審議をしていただいて、提出している法案が全て成立できますように進行していただきたいというふうにお願いしたいと思います。
(問)また特定秘密保護法案の関係なんですけれども、これまでの公明党との修正協議の中で、公明党は情報公開制度のさらなる整備をということを要求してきたわけですが、これについては、実際字面の法改正というのはわかりづらい状況になっていまして、事実上拒否されたような格好になったという指摘もあるわけなんですけれども、大臣としてはこの辺をどのように政府として取り組んでいきたいと考えていらっしゃるのか教えてください。
(答)情報公開法の趣旨であります国民に対する情報の公開って非常に重要でございますので、特定秘密保護法の適用の中においても、情報公開法の適用を妨げるものではございません。ですので、しっかりと国民に対する情報公開には努めてまいりたいと思いますし、さまざまなさらなる改善に向けても御意見がある場合にはしっかりと聞いてまいりたいと思っております。

(以上)