森内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年7月9日

(平成25年7月9日(火) 9:49~9:57  於:消費者庁6階記者会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 私からは特にございませんので、質問があればどうぞ。

2.質疑応答

(問)消費者行政ではないのですけれども、大臣も今、選挙期間中の参議院選の各報道機関の世論調査で、軒並み与党が勝つという予測が出ております。安倍内閣の閣僚というお立場と、今選挙中の候補者というお立場とあって、ちょっと複雑かと思うのですけれども、選挙活動をされている手応えも含めて、どのように受け止めていらっしゃるか、お聞かせいただけませんでしょうか。
(答)選挙については、政府としてこの場でお答えすることは難しいと思いますので、また候補者としての立場で、地元等で御社担当の方から御質問いただいた際にお答えしたいと思います。ここでは、政府としての御質問をお受けしたいと思います。
(問)昨日の原子力規制委員会に対して原発の再稼働の申請があった件についてお伺いします。
 閣僚の一人としてお答えいただきたいのですけれども。福島では、まだ除染や賠償問題で多くの方が不安を抱えている中でのこうした判断には、一部戸惑いのある方もいらっしゃると思いますが、安倍内閣として、この原発再稼働についてどのように取り組んでいかれるお考えでしょうか。先日もお伺いしたのですが、改めて昨日の再稼働申請を受けてお伺いしたいと思います。
(答)総理も申し上げていますとおり、安全確保が第一であるということが安倍内閣の姿勢であります。私は、その中でも特に被災地福島県の出身の閣僚でございますので、福島県が受けた甚大な被害について、現状を内閣の中で発言をしてまいりたいと思います。
(問)今日の閣議あるいは閣僚懇の中で、そういったお話はあったのでしょうか、あるいは大臣のほうから発言は今日はありましたか。
(答)今日はありませんでした。
(問)今日は、話題にもなっていないのでしょうか。
(答)そうですね。今日は閣議案件が、非常に報告事項が多かったのですけれども、この件についてはありませんでした。
(問)もう一点お伺いしたいのですが、今回、自民党が参院選挙の中でなかなか原発政策を語る機会が少ないように感じます。昨年の衆議院選挙で、安倍総理は第一声も福島でされました。そのときはしっかりと原発再稼働問題についても、安全確認をした上で進めていくとしっかりと語っていらっしゃったのですけれども、今回はあまりそれを言うことも少ないように思います。その辺についてはどのようにお感じでしょうか。
(答)前回との比較で、私は少ないと思っていなかったのですけれども、総理、何回も福島に入っておりまして、必ずその場所、場所でお話しになっていたと思いますので、また、住民との懇談の中でもお話しになっておりました。前回と比べて今回が少ないと私は受け止めていなかったのですけれども、とにかく総理としては、いつもまず、安全神話の上にあぐらをかいてきたということを自民党はしっかり反省をしていますと。そのことを踏まえた上で、安全第一ということをおっしゃっておられます。
 特に、福島県内においては、私は福島県出身の閣僚でございますので、全基廃炉にするという福島県の思い、そして福島県自民党県連の主張、これは当然のものと私も考えておりまして、それに沿った上で私としては発言をしております。
(問)改めて確認なのですけれども、安倍内閣の一員として、福島の現状も伝えていきたい、そして全基廃炉ということも伝えていきたいということなんですけれども、また先日も、できるだけ原子力に頼らないエネルギーの在り方というのを訴えていきたいとおっしゃったんですけれども、それはそうすると、今回再稼働申請のあった原発の再稼働については、すぐさま反対するわけではないと考えていいんでしょうか。
(答)そうですね。今回は、再稼働というよりは、安全性の新基準が施行されたということでありますので、まず、安全確認のその基準が示されたという段階であると考えております。
 私は、引き続き福島の現状と、それから原発に頼らないエネルギー政策を目指していくということを主張してまいりたいと思います。
(問)改めて確認なんですが、大臣が中心になられてスタートされました消費者行政体制整備の充実・強化に係る検討なのですけれども、7月に中間整理をおまとめになるという予定でした。これはどうなりましたか。
(答)国民生活の在り方を含めた消費者行政全体の在り方についてですね。これについては、今、中間整理に向けて取りまとめ案をつくっているところでございます。
(問)常設の委員2人いらっしゃいますけれども、そちらの方には指示をされていて、既に7月にまとめられる予定ということですね。
(答)7月にまとめることを目指しておりますが、様々な御意見が出ましたので、検討を指示しているところでございます。

(以上)