森内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年4月9日

(平成25年4月9日(火) 8:45~8:54  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

<被災地子ども・子育て懇談会の開催について>
 おはようございます。
 まず私から、被災地子ども・子育て懇談会について御報告します。
 4月15日月曜日、福島県福島市において、内閣府の主催により被災地子ども・子育て懇談会を開催することにいたしました。これは、早ければ平成27年4月に本格施行を予定している子ども・子育て支援新制度の円滑な施行に向けて、被災地の事情を踏まえた検討に資することを目的に開催するものです。
 私自身と内閣府、文部科学省、厚生労働省の担当者が現地に赴き、自治体関係者、幼稚園や保育所の関係者、地域の子育て支援関係者、子育て中の当事者の方など様々な関係者の声を直接お伺いできればと考えています。まずは4月15日に福島県で行い、5月下旬に岩手県、6月上旬に宮城県で順次開催したいと考えております。

 

<子育て同盟加盟県知事による表敬について>
 それから、皆様にお知らせが行っていると思いますが、本日、イクメン知事、子育て応援知事さんたちがグループで大臣室にお越しになります。3時半ぐらいにお越しになって、これから子育て応援知事同盟をつくるということで、私のほうから表彰する予定になっております。フルオープンで行います。
 以上です。

2.質疑応答

(問)被災地子ども・子育て懇談会について、新しい支援制度、いろいろな項目があると思うんですけれども、どういったところに被災地の声を生かしていきたいというような大臣なりのイメージというのはあるのでしょうか。
(答)子ども・子育て新システムの中は、まだ細かいところが決まっておりませんので、その全ての項目に被災地の声も生かしていきたいと思います。東日本大震災が起きまして、被災地においては特に子育ての部分にしわ寄せが来ているというか、非常にお母さん方が苦労しています。そこの部分はやはり特別に国が目配りをしなければいけないと思いますので、新システムの中身を決めていく上で被災地にしっかりと目配りをしていく。そこだけ特別に何か取扱いしなければいけないことがありましたら、それはきちんと運転しなければいけないので、それを新システムの中でやっていくのかどうか、または復興支援という中でやっていくべきものである場合には、官邸の東日本復興対策本部という閣僚級の会議がございますので、こちらのほうに私が上げて取り組んでいくということになると思います。
(問)すみません、重ねてなんですが、ここでの議論というのを、こちらの今度週末に開かれる子ども・子育て会議、親会議のほうにそれを反映させていくということもあり得るのでしょうか。
(答)反映させていきます。子ども・子育て会議に反映させるものと、それから復興対策本部に反映させるものと選びまして、それぞれに上げていきたいと思います。
(問)先週も質問させていただいたのですけれど、この前、首相から指示を受けた結婚や妊娠、出産へのバックアップ、この辺は今の検討状況というのはどのようになっているのでしょうか。
(答)これは毎日、鋭意行っておりまして、吉村内閣官房参与とサブチームの座長の安蔵教授ですね、これは少子化タスクフォースの中で出た議論について、少子化問題を3本の矢でやるということで、安倍総理から官邸に報告に行った際に指示があったのですけれども、今までの2本の矢、子育てと仕事と家庭の両立、その2本の矢に加えて3本目として結婚、妊娠、出産、この女性の人生で言えば前半部分ですね、ここに力を入れるようにという御指示がありましたのでタスクフォースで取り組んでいます。第1回のタスクフォースの最後に私のほうで発表しましたけれども、サブチームというのを立ち上げまして、これが結婚、妊娠、出産のためのサブチームで、親会議の裏で精力的に検討しておりまして、その内容を私も吉村参与、安蔵教授と毎日のように電話をして中身を詰めているところです。
 昨日も、野田聖子総務会長にこの問題で報告に行きまして、細かい部分も含めて意見交換をしたところです。例えば、不妊治療の年齢的な限界とか、まだ若い男女に卵子の知識が普及していないということで、野田聖子総務会長から御提案があったのは、例えば子宮頸がんのワクチンを今接種しておりますけれども、その際に卵子の知識について啓蒙するようなことができるのではないか。ほとんどの13歳ぐらいの少女が産婦人科に行くわけですから、その機会をとらまえて先生から何かお話があるとか、何かチラシを渡すということがあれば、一つの機会になって、体というのはこういうもので、卵子というのは毎年新しいものが生まれるのではなくて、ずっと持っているものも古くなっていってしまうものだから、子どもが欲しいと思ったときに、いつでもできるわけではないのだということが啓蒙できるのではないかという話があって、私もなるほどだなと思ったところでございます。

(以上)