古屋内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年1月22日

(平成25年1月22日(火) 10:47~10:52  於:合同庁舎第2号館18階第4会議室)

1.発言要旨

 どうもおはようございます。昨日は遅くまで御苦労様でした。
 私から会見をさせていただきますが、まずは本日の閣議でございますけれども、東日本大震災2周年の追悼式典を政府主催により、来る3月11日、国立劇場において、天皇皇后両陛下御臨席の下、各界代表の参列を得て実施することが決定をいたしました。総理から、本件に関する事務については私を中心に行うよう指示がございました。
 今後、関係方面とも密接な連携を取りつつ速やかに諸般の準備を進め、追悼式の実施に万全を期していくつもりであります。なお、式典の詳細については、内閣府大臣官房の中に東日本大震災2周年追悼式準備室、今日立ち上がります。私も激励にまいりますけれども、そこに詳細はお問い合わせをいただきたいというふうに思います。これがまず1点であります。
 2点目でございますが、アルジェリアの日本人拘束テロ事件の関係で、ちょっと日程が流動的ではございましたが、明日、福岡県に私は出張させていただくことになりました。私は、就任させていただいて以来、警察が取り組むべき四つの重要項目を警察庁に指示をいたしておりますが、そのうちの一つであります暴力団対策でございます。深刻な暴力団情勢を抱えている福岡県の状況を自らの目で把握することが重要であり、また、現地の福岡県の知事はじめ関係者にもお目にかかって、いろいろ現地の実情を聴こうということで出張させていただきます。
 北九州市、久留米市等での視察、督励も行う予定でございます。その後、関係者との意見交換も行わせていただくということで、朝出発して、東京に戻るのは夜7時過ぎぐらいになるんですかね。そういうような状況で視察をさせていただきます。
 私どもは、補正でも暴力団対策、その大層を北九州に投入するということで決定をいたしておりますので、そういった一環で、総理もこの暴力団対策には極めて強い関心を持っておりますので、私も国家公安委員長として、この暴力団対策、全力で取り組んでいきたいということであります。
 以上が私からの話であります。

2.質疑応答

(問)NHKの島川と申します。
 先程の追悼式典の関係ですけれども、昨年も政府主催ということで、2年連続で政府主催で開くことの意味合いと、あと、昨年も東京で開くか東北で開くかというお話はありましたけれども、東京で開くことの理由と意味合いをお聞かせいただけますでしょうか。
(答)今まで基本的に、自然災害の追悼式を政府主催で行うということは、過去には例がなかったんですね。でも、東日本大震災は、その被害が甚大かつ前例がないということで、1周年の式典を政府主催で行わせていただいたというのが経緯です。2年になりますが、やはりその考え方は基本的に今でも変わっていない。要するに、未曽有の大災害でございますので、今回、2周年についてもこういう形で、政府が主催をして追悼式典を行わせていただくということを決定させていただいた次第であります。
(問)それから、開催場所、今回東京ということですけれども、昨年の段階では東北ということも議論には上っていたようでありますけれども、国立劇場、東京で行うということの意味合いというのはどういうことでしょうか。
(答)これは、やはり関係者が多岐にわたります。それから、海外からも多くの参列者を御招待申し上げる予定にしておりますので、そういうことになりますと、確かに被災地でやるということも有力な選択肢の一つなんでしょうけれども、現実対応のことを考えますと、やはり昨年も国立劇場でやっておりますので、そういった実績を踏まえて、今回も東京で開会をさせていただくということに決めた次第であります。

(以上)