第117回総合科学技術会議

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第117回総合科学技術会議の様子(1)
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第117回総合科学技術会議の様子(2)

 平成26年2月14日、総理大臣官邸において第117回総合科学技術会議を開催しました。

 会議では、議題1「総合科学技術会議の司令塔機能強化」について、山本科学技術政策担当大臣から説明があり、意見交換の後、「革新的研究開発推進プログラム運用基本方針」及び「革新的研究開発推進会議の開催等」について決定されました。
 議題2「総合科学技術会議の今後の検討課題及び科学技術イノベーション総合戦略の改定に向けた検討」について、有識者議員から説明があり、意見交換が行われました。

 最後に安倍総理から、次の御発言がありました。

 「本日も大変中身のある議論を頂いたと思いますが、今日のこの会議が今年初めての総合科学技術会議であります。何回も申し上げておりますように、内閣の科学技術イノベーション政策の真の司令塔はこの総合科学技術会議であります。今後ともその司令塔機能をしっかりと発揮をして頂きたいと思います。
 2020年の東京オリンピック・パラリンピックについてのお話がございました。先般、ソチオリンピックの開会式にも行ってきた訳でございますが、まさにオリンピックというのは、その国の技術、文化、すべての粋を世界に向かって発信していく場にもなっている訳でありまして、そのことを改めて実感をした次第でございます。そういう意味からも2020年東京オリンピック・パラリンピックを機会に、日本発のイノベーションを世界に発信していきたいと思います。その為にも日本独自のイノベーションの種を育んでいくことが大切だろうと思います。そして我が国が直面する重要課題の解決に向けた取組をまとめまして、それを総合戦略の改定に盛り込んで頂きたいと思います。
 この1年間、総合科学技術会議は、司令塔機能の強化に向けて、成果を上げてきたと思います。国家重点プログラムである戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)と革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)はその大きな柱であります。
 これから実行段階に入っていくことになる訳でありますが、これからが、この真価を発揮していく場になっていくのだろうと思います。実行にあたってもこの総合科学技術会議が主導し、強力に推進して頂きたいと思いますので、宜しくお願い致します。」