第113回総合科学技術会議

写真1
第113回総合科学技術会議の様子(1)
写真2
第113回総合科学技術会議の様子(2)
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第113回総合科学技術会議の様子(3)

 平成25年7月31日、総理大臣官邸において第113回総合科学技術会議を開催しました。

 会議では、まず、「平成26年度科学技術に関する予算等の資源配分の方針(案)」について、山本科学技術政策担当大臣から説明があり、意見交換の後、会議決定しました。これは、今年6月に閣議決定された「科学技術イノベーション総合戦略」を確実に実行に移す為に、26年度概算要求をどのような方針で行うべきか示したものであり、同日付で総理及び関係大臣に意見具申されました。
 次に、「国家的に重要な研究開発の評価結果(案)」について、有識者議員から説明があり、意見交換の後、決定しました。これは国費の総額が約300億円以上の大規模な研究開発を対象に評価を実施するものであり、今回2件について評価を行い、関係大臣に通知することとしました。
 その後、「環境エネルギー技術革新計画の改訂の基本的な考え方」について、有識者議員から説明の後、意見交換を行いました。

 安倍総理からは、次の御発言がありました。

 「本日は、平成26年度の科学技術関係予算について、「資源配分の方針」を決定させて頂きました。今日は議員の皆様から、通常は厳しい御注文でございますが、今日はお褒めの言葉も頂いた訳でございまして、しっかりと我々もそれを受け止めて、更にこの方針で前に進めていきたいと思う訳でございます。これに関して、3点申し上げたいと思います。
 第1に、各府省においては、本方針に沿った概算要求を行うよう、お願いしたいと思います。総合科学技術会議においては、科学技術イノベーション政策の司令塔として、各省の要求を精査して、予算重点化の対象とすべき施策を特定して頂きたいと思います。
 第2に、戦略的イノベーション創造プログラムについては、本方針を基に、山本大臣の下で、対象課題や推進体制、財源及び人員の確保など、実現に向けて作業を速やかに進めて頂きたいと思います。関係閣僚においては、山本大臣への御協力をよろしくお願いしたいと思います。
 最後に、環境エネルギー技術革新計画については、技術の面で世界にアピールできる計画にすべく、山本大臣を中心に、関係閣僚が協力して策定作業を鋭意進めて頂きたいと思いますので、宜しくお願い致します。」