山本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年4月8日

(平成26年4月8日(火) 8:41~8:46  於:院内・内閣記者会3)

1.発言要旨

 まず、宇宙政策担当大臣として一言申し上げたいと思います。
 明後日10日、安倍総理、下村文科大臣、ケネディ駐日米国大使とともに、軌道上の国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の若田光一宇宙飛行士との交信イベント、VIPコールに参加いたします。
 若田飛行士とは、昨年7月に大臣室でお目にかかりました。その際、多国籍のクルーをまとめていくグローバルな感覚や人間力を感じました。若田飛行士は現在、日本人初のISSコマンダーとして軌道上で指揮をとられています。若田飛行士のISSコマンダー就任は、我が国のISS計画への貢献、技術力の高さ、そして、若田飛行士の豊富な経験、人柄への高い評価によるものであり、大変誇りに思っています。若田飛行士と再びお目にかかれることを楽しみにしております。
 それから、IT政策担当大臣として一言申し上げたいと思いますが、現在データカタログサイトの試行版が休止しておりまして、これについて簡単に御説明したいと思いますが、元々データカタログサイトの試行版、これは平成24年12月に第1回が開催された電子行政オープンデータ実務者会議の議論において、早期に立ち上げるべきとされました。平成25年6月の世界最先端IT国家創造宣言、それから、電子行政オープンデータ推進のためのロードマップにおいて、平成25年度に立ち上げることとされました。
 こうした経緯から、実は平成25年度予算には、データカタログサイト試行版のための予算は計上されておりませんでしたので、平成25年度の調査事業の予算を活用して、調査事業の一環として試行サイトを昨年の12月に公開をいたしました。12月20日だったと思います。
 この試行サイトですが、平成25年度の調査事業終了に伴って、平成26年3月31日で停止をいたしました。平成26年度の4月1日以降については、本格版のサイトの構築と併せて、本格版サイト構築期間中の試行サイト継続に係る経費も含めて、平成26年度予算で予算要求をして認められました。ですから、IT総合戦略室では4月1日からの試行サイトの継続運用の開始に向けて作業をしていましたが、試行サイトの継続運用の調達に関して、継続のための契約の方法とか本格版サイトとの関係等について、内閣官房副長官補付会計担当及び内閣府会計課から断続的に説明あるいは資料要求等があって、仕様書案の作成が遅れまして、内部調整等のため、現時点で試行サイトの継続運用の契約ができていないということで、休止しているということです。
 今後の予定についてですが、今、試行サイトの継続運用の開始に関する手続を進めて仕様書案を内閣官房副長官補付会計担当に提示をして、チェックを受けておりますので、その後の内閣府の会計課のチェックの後で調達文書を起案したいと思いますから、最短で5月初めの継続運用開始を想定しているということです。かなり細かく説明させていただきましたが、これについてはあちこちから問合せがありましたので、この記者会見で丁寧に御説明をさせていただきました。
 何か御質問があれば、今日は少し時間が短いですが、お受けしたいと思います。

2.質疑応答

(問)フジテレビの鹿嶋です。理研(理化学研究所)についてなんですけれども、理研の最終報告を巡って小保方さんが今日不服申立てをして、明日記者会見をする予定なんですけれども、その小保方氏の対応について、大臣としてどのような観点から注目されているのか、もしありましたら教えてください。
(答)私は申し上げているとおり、理研の方で改革委員会とか外部の有識者を入れた調査委員会ができましたから、確かそれできちんと調査をするということなので、その調査結果を見て今後のことを見極めていくと、これに尽きると思います。
(問)共同通信、野見山です。みんなの渡辺代表が昨日代表辞任を表明されましたけれども、受止めがあればちょっと一言お願いします。
(答)他党の政治家のことなので、特にコメントは控えたいと思います。
 よろしいですか、ありがとうございました。

(以上)