山本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年7月16日

(平成25年7月16日(火) 14:00~14:05  於:合同庁舎4号館10階エレベータ前)

1.発言要旨

 今日、第2回の予算戦略会議をやらせていただきました。非常によかったと思うのは、各府省から実質的な科学技術予算の担当者に出席していただいたということで、引き続き、このレベルの方々に出ていただいて議論を続けていこうということで、私の方から締めくくらせていただきました。
 今日は、来年度予算の概算要求に向けて、アクションプランの中身、それから戦略的イノベーション創造プログラムの中身等々について、内閣府の方から説明させていただいて、各省の皆さんと色々と意見交換をさせていただいたということです。いずれにせよ、実効性、スピード性を持ってやっていくということも、うちの方から強調させていただきましたし、各省からかなり前向きな、率直な意見をいただいたので、この予算戦略会議をできるだけ有効に使って、できるだけ国益に沿う、安倍総理の指示にきちっと沿うような、まさに経済成長に資するような形で予算をつくれればよいと思いますし、戦略的イノベーションプログラムもそういう形で組み立てられればよいなと、そう思っています。

2.質疑応答

(問)今日の会議では、どういうことが決まったというものはあるのでしょうか。
(答)決まったというよりも、今、戦略的イノベーション創造プログラムについて、色々中身について検討しているところですから、現時点での色々な検討状況、こういう分野でこういう形でやりたいということを、少し具体的になったものを説明して、向こうからまた色々なフィードバックをいただいたので、これを踏まえて議論を進めていくということだと思います。
 それから、新しいアクションプランの現段階での状況についても、もともと各省と議論しながら進めていますけれども、その御報告をさせていただいて、大体、方向性を皆さんに共有していただいたということですから、個別にはこれから協議をして、具体化していくということになると思います。
(問)今日の資料を見ると、例えば復興再生とか、幾つかのそういう個別課題のものは検討が進んでいるのが分かったのですけれども、環境創出については全く触れていないというか、お題目が載っているのですけれども、具体的な動きは載っていますか。
(答)少し細かいことは、事務方にも聞いてもらえばよいと思いますけれども、もちろん全体をやっています。ただ、まだ具体的に固まっていない部分もありますので、これからそこは少し具体化していきたいと思います。
(問)共有された方向性というのは、具体的にどういう。
(答)一つは、この新しいアクションプランは非常に重要であると。皆さん、総合科学技術会議の機能強化の必要性というものについては、きちっと認識していただいているし、これは是非協力していきたいというのが各省の意見でした。それから、戦略的イノベーション創造プログラムの方も、是非これを活用して、活用するための色々な検討を各省で進めているという話もありましたので、このプログラムについてもかなり前向きな話が出ました。
 要は、この戦略的イノベーション創造プログラム、これは内閣府に予算を計上することが、もう閣議決定されたわけです。その計上された予算を、総合科学技術会議がきちっと目ききとして決めていくという新しい制度なのですけれども、これについては各省庁の方から非常に前向きな意見が出ましたし、これはもう、今日、改めて共有していただいたと思います。
(問)500億というのは十分なのですか。
(答)それは、まだ具体的には、私が言っているだけなので、決まっていないのですけれども、少なくとも500億ということは、もうかなり政府の中では共通認識になりつつあるという感触を持っていますので、少なくともやはり500億の枠は必要だと思います。
(問)今後の日程感としては、いつごろ、どういうふうに決めていくことになりますか。
(答)とにかく、まず選挙が終わってから色々と動き始めると思いますけれども、ちょっと細かい日程は、また事務方のほうに聞いていただければと思うのですけれども、当然、日程感というか、普通で考えれば概算要求に向けていくわけですから、その概算要求に間に合うように各省との協議を重ねていくということになると思います。

(以上)