山本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年1月22日

(平成25年1月22日(火) 10:59~11:07  於:合同庁舎4号館7階742会議室)

1.発言要旨

 今日はOISTの沖縄科学技術大学院大学のプレゼンをしようとしたんですけれども、ちょっとそういう感じでもないので、それは中止をさせていただきたいと思っています。
 昨晩、日本時間の昨晩でしょうか、アルジェリアの邦人拘束事件において安否の分からなかった日本人の方々のうち7名の方々の御遺体が確認をされたという衝撃のニュースが入ってきまして、私もあまり昨日は眠れなかったのですが、言葉もありません。御家族の方々のことを思うと本当に辛いですし、このテロに対する本当に怒りを感じています。対策本部を中心にまた安否の分からない方々について全力で情報収集をしていただくしかないと思うんですけれども、私、自分の所管でずっと言ってきたんですが、何かまたできることがあれば官邸の指示を受けて何でもやらなければいけないというふうに思っております。まずそのことだけ申し上げておきたいと思います。
 明日というか今日の夜、沖縄に飛ぶことにいたしました。前回沖縄訪問、大臣として初めて沖縄に足を運ばせていただいた際には、向こうで仲井眞知事とお目にかかる予定でしたが、知事の緊急の入院ということで沖縄ではお目にかかれなかったので、今度は是非知事とお目にかかりたいというふうに思っておりまして、仲井眞知事のほうも、そういうことでしたら、是非お話をしたいという御連絡をいただきましたので、今日の夜遅く那覇に入って1泊して、明日の朝、仲井眞知事にお目にかかろうというふうに思っております。中身については、今の沖縄振興予算の現時点での状況について知事に御報告をして少しまたいろいろな御要望も伺おうというふうに思っていますし、帰りの飛行機、1本早いのが取れなかったので、その間、沖縄総合事務局、これは内閣府の出先でもあるので、そこを訪問して職員の方々も激励したいと思いますし、海軍司令部壕にも時間があれば是非足を運んで、少し沖縄の過去の歴史に思いを馳(は)せたいというふうに思っております。
 今日はそのくらいですけど、何か御質問があればお受けしたいと思います。

2.質疑応答

(問)読売新聞の野依です。本日の一部報道で、地上監視衛星を5年から10年で6基打ち上げる計画が政府にわたって決まったというか計画があるという報道があったんですけれども、それに関する大臣のお考えというか、このこととを検討されているのかどうかという。
(答)地上監視衛星ってリモートセンシング衛星のことだと思うんですけれども、これは元々ASEAN防災ネットワーク計画というのがありまして、もう既にベトナムにはリモートセンシング衛星は2基、ODAで供与させていただいているんですが、ASEANの国々とも協力をして、官民協力をして、もうちょっと多くの衛星を打ち上げて、もう東アジアというか東南アジア全体をカバーできるようにしようと、特に防災を目的にして、そういうきちっとした情報網を作ろうと計画はもちろん、これは5年から10年の間でやるということは決まっておりますが、何基打ち上げるとかそういうことはまだ決まっておりません。
(問)そのネットワークを充実させたいということはもちろんある。
(答)それは元々新しい宇宙基本計画の案の中にも入っていますから、これは元々の計画です。ただ、何基打ち上げるかということはまだ決まっていません。
 リモートセンシング衛星も御存じだと思うんですけれども、その衛星の目的によって担当しているところが内閣府だったり経産省だったり、あるいは気象庁だったり、いろいろ少し各省庁に担当が分かれていますけれども、ASEAN防災ネットワーク計画は最初から宇宙基本計画の案の中にもしっかり書かれていたと思うので、これは事実です。ただ、何基打ち上げるということはまだ決まっていません。
(問)沖縄タイムズの比屋根です。今日、大臣、沖縄に入られて明日知事と面会されますが、退院直後の知事に是非今このタイミングでお会いして報告したいということは、3,045億円を要求しているという報告なのか、それとも是非会って伝えたい、報告したいということはどのようなお話をするのでしょうか。
(答)まず、この間やはり那覇でお目にかかりたかったんですね。仲井眞知事もそういうことで時間をあけていただいていましたし、入院中の病院からもわざわざお電話いただいて、大変申し訳なかったというお話がありましたから、できれば近いうちにもう一回行って向こうで、沖縄でもう一度仲井眞知事にお目にかかりたいと、こういう思いがありました。それから、予算については、東京では御要望も受けましたけど、その後いろいろな展開がありますから、今の現状についてはちょっとお話をしたいと思いますし、また現時点での知事の御要望なんかも伺いたいと、それは予算全体についてのお話をさせていただきたいと思っています。
(問)具体的に那覇空港の滑走路についても大臣からお話を。
(答)今の予算全体と申し上げたので、今の沖縄振興予算、それからもちろん那覇空港の第二滑走路のこともそうなんですけれども、今の議論の現状はちょっと御説明をしたいと思いますし、知事のほうから現時点でどういう御要望があるのか分かりませんが、それもしっかり受け止めて帰ってきたいと思います。
(問)琉球新報の宮城ですけれども、那覇空港の第二滑走路については、県のほうから先日もお話があったんですけれども、工期の短縮という要望がありますけれども、現時点で工期の短縮についてどのような御報告を知事のほうにされる御予定でしょうか。
(答)それは今の現状を正確に御報告をしたいと思うんですけれども、工期の短縮については、たしか前回の会見でも申し上げたとおり、担当大臣としてはこれは真剣に検討するべきだと思っていますし、ただ、どれだけその工期を短縮できるかというのは、いろいろ技術的な問題、環境アセスの問題等と総合的に考えなければいけないので、それはまだ決まっておりません。そのことを今の現状、そういう現状は知事に御報告をしたい。それから、財源をどうするのかということも現時点ではまだ決まっていません。そういうことを率直に今の状況を知事にも御報告をしたいと思っています。
(問)TBSテレビの加古と申します。
 今回のアルジェリアでの人質事件を受けて、政府・与党内では自衛隊法の改正に今後焦点が移っていくと思うんですけれども、大臣御自身の所見を聞かせていただけますか。
(答)そこはいろいろと議論のあるところなので、私があまり具体的なコメントをすることは控えたいと思うんですけれども、防衛大臣を中心にきちっと検討されていくのかなと、そういうふうに思っています。

(以上)