甘利内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年9月3日

(平成26年9月3日(水) 12:25~12:30  於:合同庁舎8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 ただいま辞表取りまとめ閣議が開催され、私も一身上の都合により辞表を提出してまいりました。
 以上。

2.質疑応答

(問)改めて安倍内閣での1年8カ月ぐらいを振り返って、大臣として十分にできたというところと、このあたりはまだ少し道半ばだなというところがあれば教えてください。
(答)安倍内閣にとって最大案件である経済の再生を担当する大臣として、総理の御指示に従ってやるべきことはできた。
 TPPに関して言えば、就任当初はもう少し早く合意ができるのではないかと思っておりましたけれども、実際携わってみると、外から見るのとは違う難しさに直面したのも事実であります。
 また、社会保障と税一体改革は、これまた財政再建をしつつ社会保障を安定的に支えていくということ、そのために消費税がどういう位置づけをしていくか、なかんずく社会保障について、無駄をどう合理的に削減し、コストパフォーマンスを上げていくか。私が初めて取り組む課題も多々ございました。
 あるいは、情報化社会のインフラとしてのマイナンバー、個人番号についてもスタートすることができたわけであります。もろもろ思うとおりにできたかといえば、実際にやってみるとそう簡単にいかない部分も多々ありますので、思うとおりにできたとは言えない部分も多々あるわけであります。
 しかし、道筋をしっかりつけることについては、成功することができたと思っております。ただ、日本経済の再生についていえば、スタートダッシュは極めて力強くできたと思いますけれども、本格軌道に乗る、つまり民需主導、民間投資を活性化し、それがまさに日本経済を牽引していくという本丸について、当然、準備と時間がかかるということは予測されておりましたけれども、世の中の要求というのはかなり迅速な結果を求めているということも、市場の要求というのはそういうものだということも理解いたしました。
 マスコミ情報によりますと私は続投というお話が報道されております。正式決定を待っているところでありますけれども、仮にそうなった場合には、この描いた道筋が着実に歩みを進めていって、後は誰が担当するにせよ、自律的に好循環が動いていくというように、是非していきたいと思っております。

(以上)