甘利内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年8月15日

(平成26年8月15日(金) 10:37~10:41  於:合同庁舎8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 私からは特にありません。

2.質疑応答

(問)いつもこの日は同じ質問をしているのですが、今日は終戦の日で、大臣として、靖国神社に今日御参拝される考えがあるかどうかという点と、その理由について教えてください。
(答)私が本日、靖国参拝をするという予定はありません。ただし、今日の日本の平和と繁栄は、多くの人々の犠牲の上に成り立っているということを片時も忘れてはいけないと思っております。
(問)4-6月期のGDPですけれども、デフレーターが前年比プラスの2.0ということで、19四半期ぶりにプラスということだったと思うのですが、この他に1-3月期の需給ギャップなどを見ても、デフレ脱却というのはそろそろ視野に入ってきたかにも見えると思うのですが、まだデフレ脱却宣言できないのはなぜかということと、その宣言の条件についてお願いいたします。
(答)デフレーターがプラスになるということは極めて大きな要因であることは確かです。ただ、デフレ脱却というのは、多少のことがあっても元の状態には戻らないくらい経済の足腰が強くなってきているということを意味するわけであります。消費税増税の影響等、これをどう順調に乗り切っていくか、まだまだ見通していかなければならない要素が幾つかございます。でありますから、この時点でデフレ脱却宣言というのは時期尚早だと思っております。
(問)2日前のGDP公表後の会見で、消費税の増税判断につきまして、総理が12月にするというお話がありましたが、大臣として増税について、現時点でどのようなお考えでいらっしゃるのか、お聞かせ下さい。
(答)私個人が判断するわけではなく、判断材料をできるだけ数多く揃えて、最終的な総理の判断が適切な判断であるように環境整備をしていくのが私の役目だと思っております。今のところ、消費税増税による駆け込み需要と、それによる反動減というのは、駆け込み需要の大きさに比例した反動減という評価であります。要は、この後、世の中の雰囲気が、前向きな雰囲気がずっと続いていくということが大事であり、そのための環境整備を政府がしていく。それから、将来は明るい見通しであるということで、成長戦略をより具体化し、形を整えていくことで、日本の産業の競争力を強化して新しいビジネス分野がどんどん発芽していくということが大事だと思います。それに向けて滞りなく環境整備を行い、それを実行していくプランをより具体的に組んでいきたいと思っております。

(以上)