小平内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年10月19日

(平成24年10月19日(金) 11:01~11:10  於:消費者庁6階記者会見室)

1.発言要旨

  私から御報告いたしますが、来週月曜日、国民生活センター相模原事務所並びに八王子市の消費生活センターを視察する予定であります。そこで商品テスト用施設や消費者生活相談現場の視察、消費生活相談員の方々との意見交換等々を行う予定であります。
 前にも申し上げましたように、消費者行政の現場は地域でありまして、地方消費者行政の充実強化は重要な課題であると認識いたしております。この機会に、地方自治体を支援する国民生活センターや、消費生活相談の現場である消費生活センターに足を運んで現場のお声を伺っていきたい、このように考えております。詳しい日程等がもし必要でしたら、それは事務方から申し上げます。
 私からは以上であります。

2.質疑応答

(問)遠隔操作されたパソコンから犯行予告が書き込まれて4人が逮捕された件で、昨日、警察庁長官が、「真犯人じゃない方を逮捕した可能性が高い。だとすれば、お詫びを含めた適切な対応を図る」と会見で話したんですけれども、色々その後、これについて検証などがされていると思うんですけれども、これについて大臣の方からコメントですとか謝罪ですとか、そこら辺ありましたらよろしくお願いします。
(答)この事件は、今の時代を反映してというか、いわゆるインターネットウイルスの話であって、私自身は、歳もありますけれどもあまり詳しくないので、詳細等ははっきり肌では感じられませんけれども、こういう形で、当時、そこまで考えがいかずに誤認逮捕に結果的になってしまった。残念なことであります。それが段々とその後の状況によって事実が見えてきましたので、当局としては、まず4人の方。まず今朝は、三重県の男性ですか、今朝7時に謝罪をしました。今朝7時に男性の自宅で謝罪をしたと聞いています。そういうこともしましたが、その後3人についても、今後の方向において、やはりお詫びを含め適切に対応することが肝要だと思っております。私としても、この犯人の早期検挙に向けて、強力に捜査を推進するように、私からも強く指導していきたいと思っております。
(問)大臣、結果的に誤認逮捕になったと今おっしゃった。
(答)そこら辺はまだはっきりしませんけど、そうあるならば、そこでしっかりと謝罪なり、その後の対応をすべきですから、今そういう方向に向けてしっかり調査・捜査をしていくことだと思います。
(問)誤認逮捕と認められたかどうかというのを確認したいんですが。
(答)誤認逮捕という方向を事実上認めて謝罪する方針、そういう方向が今の流れです。しかし、実際はまだ捜査過程ですから、それの断定はまだできませんが、その場合には、しっかりとした対応をすべきだと考えています。ただ、今はまだ捜査の過程ですから、断定はちょっと不可能だろうと思います。
 三重県については、今も私お話ししましたように、今朝謝罪を、本人の自宅でやったという事実です。残り3人についても、今後のいわゆる進展によって、そういう方向に行くなら、しっかりせんとならんと思っています。
(問)三重県については、誤認逮捕だと認めて謝罪したということですか。
(答)もう既にしました。今朝7時に、本人の自宅において。
(問)他の3人については、今後検討というか、謝罪する方針ですか。
(答)そうだった場合には、やはりしっかりと謝罪すべきだと思います。
(問)三重の件は、誤認逮捕ということを確定したと認めた上で謝罪されたんですか。それとも、誤認逮捕の可能性が極めて高いという、昨日の長官の発言の状況から変わっていない、可能性が高いままで謝罪された、どちらですか。
(答)それは、誤認逮捕ということを認めたから謝罪したわけです。この事件は、ウイルスの侵入のところまでしっかり把握できていなかったということが起因しているんです。ですから、このことにしっかり体制固めをして、これについてのいわゆる防御体制をこれからしっかりと作っていくことが肝要と思っています。
(問)センターの訪問についてなんですけれども、国民生活センターには色々議論があって、特別な機関になるということになりました。それで、すごく国センの職員にも大きな影響があって、今回大臣が訪問される際に、幹部職員の懇談とのほかに、一般職員との懇談とか意見を聞く場というのは設けられていらっしゃいますでしょうか。
(答)日程等については、私も事務方に任せているので、詳しいことは分かりません。
(問)それと八王子のセンターというのは、多摩のセンターということですか。
(答)私、まだ行っていないので詳しい話は。まだ地域勘もないのでね。
(問)分かりました。その他に、センター以外に消費者団体とかというところに行かれる予定というのはありますか。
(答)今具体的に行く予定はありませんけれども、色々なこれからそういう団体との会合とか意見交換とか出てくると思うので、それは私は鋭意取り組んでいこうとは考えていますが、まだ具体的には決まっていません。
(問)先程のウイルスの関係なんですけれども、4都府県警の取調べの中で、一部容疑を認めてしまった方々がおられまして、中には供述を二転三転させた方もおられるんですけれども、なぜこのようなことが起きたというふうに大臣はお考えですか。
(答)それは、捜査の過程ですから、私もその現場に行ったわけではないので詳しいことは分かりませんけれども、これに併せて可視化の問題もあります。どうするかという、今、時代の要請でもありますから、そういうことを含めて、やはり捜査というものは適正にやることが大事なので、そういう意味では、今どういう状況かは私は分かりませんが、しっかりこれについても振り返って調査をし、検討することが肝要だと思っています。
(問)先程の確認ですが、昨日の長官の会見でもあったように、謝罪したのは三重県警ということでいいですか。
(答)三重県警です。
(問)警察庁ではなくて。
(答)はい、三重県警です。

(以上)