下地内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年12月7日

(平成24年12月7日(金) 9:41~9:48  於:合同庁舎第5号館3階特別会議室)

1.発言要旨

 本日、8時30分より安全保障会議が開催されました。詳しい内容についてはお話は差し控えさせていただきます。
 閣議後の懇談会では、官房長官より北朝鮮のミサイル発射予告期間、12月10日から12月22日の毎朝7時から正午における関係閣僚の待機態勢について要請がありました。6閣僚、それと総理、7人がその態勢に残られ、私どもは大臣本人か副大臣、政務官が待機をするということになります。
 2番目の冬の警戒態勢について。北海道の低気圧の強風のため、6時現在8,250世帯で停電が起こっている。この冬の雪による災害防止のため、来週にも中央防災会議会長、総理から通知を発出する予定であります。これについては、豪雪地帯は、高齢化、過疎化が進み、除雪の担い手となる建設業者等も減少していることもあり、被害の増加につながっている面があることに注意が必要であるというような、様々な注意について発出する予定であります。
 それと3番目が、第3回の国連防災世界会議の日本開催。かねてから日本での開催を招致してきましたが、12月6日、現地時間の12月5日ですね、ニューヨーク国連総会第二委員会で日本開催を含む決議案が採択されました。今後、開催都市の決定など、必要な準備を進めてまいりたいというふうに思っております。これは非常に日本にとって、これまで私どもも強い思いで誘致をしてまいりましたが、このことで実質的に、総会の決定は必要でありますけれども、これで日本招致が決まるというようなことになると思います。東日本大震災から立ち直る日本の姿、そしてそれに伴って日本が減災対策にどう取り組んでいくのか、様々なことを世界の皆さんと一緒に、この日本の地で開催できることは大きな意味があるというふうに思っておりますが、そのことも非常に良かったかというふうに思っています。
 以上。これだけです。御質問があったら。

2.質疑応答

(問)すみません、朝日新聞の赤井と申します。国連の防災世界会議の開催都市なんですけれども、どういうふうに決めていくんでしょうか。去年だと、あるいは今年の閣僚会議のときは仙台が手を挙げられるという話があったと思うんですが、どういう方向で。
(答)方向はまだきれいに決まっていませんけれども、私たちが見てもらいたいのは、災害から立ち直る東北の3県というのはやはり一番私たちが考える姿だろうというふうに思っていますし、世界の方々もそのことが見たい、そしてどういう状況かということ、立ち直っていく人たちの声を聞きたいということもあるだろうから、最終的に私が決めるわけではありませんけれども、この3県というのは有望な候補地の中の一つになるだろうというふうに思っています。また、世界会議を開催できるまでの一つのソフト面がなければなりませんから、仙台とか、市長が非常に大きな期待をしておりますから、仙台は都市的にもできる環境にあるんじゃないかなというふうに思っています。
(問)日本テレビの中濱です。今の候補地の話なんですが、その日本の国内で都市を決めるスケジュール感というのは、これはいつごろまでにどのようにして決めるのですか。
(答)これを受けてから。国連の決定を受けてから、そのスケジュール、基準、そういうのを作っていきたいというふうに思っています。決定してからこの前言ったような基準などを作って、スケジュールなどを作っていくことは当たり前だと思うんですけれども。沖縄じゃないことだけは確かだし、九州じゃないことも確かだと。
(問)読売新聞の鹿川ですけれども、各報道機関の世論調査で、現在までのところ、衆院選はかなり与党に厳しい結果になっていると思うんですけれども、これまでのところの衆院選の状況というか、今回どうですか。
(答)私も選挙へ出てますけれども、やっぱり厳しいことは厳しいですよ。民主党、国民新党、与党に対して追い風が吹いていないことだけは確かだし、向かい風であることも確かです。あの調査を見て、それを全面的に否定するものではありませんけれども、あと1週間以上の期間がありますから、そういう中で民主党がやってきたこと、国民新党がやってきたことを丁寧に説明していくことと、やっぱり自民党の今の考え方、尖閣の考え方は余りにも強引過ぎて、これが経済にもマイナスになって、公務員を置くとか港湾を作るとかっていうことを安倍総裁が申し上げていますけれども、こういうことになれば、実際はもう戦争になる可能性もあると言われるぐらいの声はちまたでも多く出ていますから、そういうふうな外交能力を発揮するのではなくて、刺激策によって国民をある意味選挙において愛国心を作ろうというようなことに対する私は危機感もあると思っていますが、こういうふうなことなどは民主党の公約に対する問題点、自民党が今のような状況で発言をしていることに対する国民の不安というようなこともありますから、これからどういうふうな結果が出てくるかは今からが大事なところだろうと。でも、現状では先ほど言ったことはそんなに否定できないというふうに思っています。

(以上)