小宮山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年7月17日

(平成24年7月17日(火) 10:37~10:42  於:厚生労働省内会見室)

1.発言要旨

 それでは今日、冒頭私のほうから1点お知らせします。
 今年から、7月28日を日本肝炎デーに定めまして、今年は第1回ですので、色々なイベントを計画しています。その28日に先だって明日、7月18日18時15分から「知って肝炎、キックオフミーティング」を開催します。俳優の杉良太郎さんを肝炎対策国民運動特別参与に任命しまして、杉良太郎、伍代夏子ご夫妻とともに、肝炎の普及啓発活動に取り組んでいただくこととしています。報道各社の皆さまにも、引き続き、肝炎に対する正しい知識の普及啓発に協力してくださるよう、お願いいたします。これが、まず明日の(催し物の)お知らせなのですが、お知らせ(の配布)が明日にならないと出来ないということなのですが、もう少し多分報道ベースで取り上げやすいのが、7月28日土曜日に、一都三県でのサッカーのJリーグの4試合で、試合の前に、選手、観客の皆さん全員でやっていただきたいことがあるのですね。日本では、見ざる聞かざる言わざるという、日光にあの3つのお猿さんがいますが、これは世界的にやるイベントで、世界中の色々な会場で、参加者全員が見ざる聞かざる言わざるの動作を繰り返して実施するというイベントです。それが何で肝炎に関係があるかというと、肝炎に対する偏見とか差別の風評、これを「見ません、聞きません、話しません」ということで、肝炎をよく知って肝炎に向き合って克服するという意味で、世界でこの日に一斉にやるということで、日本も4つの会場でします。私も、横浜ですが、1ヶ所の会場に行くことにしています。これは警備の都合があるので、今日お知らせがお渡し出来ていないということなので、明日には(お知らせを)お渡ししますから、ぜひ肝炎の知識普及のために御協力いただくよう、お願いいたします。
  私のほうからは以上です。

2.質疑応答

(問)弊社の世論調査で、消費税引き上げに対して55%が反対、一方で、社会保障と税の一体改革関連法案が今国会で成立したほうが良いと答えた方が37%に止まりました。政府の経済対策とか、行政対策が不十分ではないかということが背景にあるのではないかと考えられますが、この結果については大臣の受け止めは。
(答)大体、世論調査で、それはまあ消費税を上げることがどうですかと聞かれたら、良くないという声が多くなるに決まっていると私は思いますが、ずっと対話集会もしてきましたが、社会保障目的税として、何とか消費税を増税することをご理解いただきたいとお願いしていることがまだ行き届いていないということだと、一言で言えばそう思います。ただ、色々な世論調査を見るとですね、全体の傾向として一時よりは、理解をするとの数字のほうが増えていると思っています。また、明日から参議院の一体特委の審議が始まりますから、その中も含めて、今も岡田副総理は各地をまだ引き続き回っていますし、私たちもそれぞれ関係するところで理解が深められるように努力をしています。いつも言っているように、何とか子どもたちにツケ回しをするのではなくて、今の世界では良いレベルにある社会保障制度を少しでも良くして、次の世代に手渡すのが私たちの責務だと思っていますので、そういうご理解を得られるように、まだまだ努力が足りないということだと思いますので、一層力を入れたいと思っています。

(以上)