松原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年4月27日

(平成24年4月27日(金) 9:33~9:38  於:内閣府本府1階記者会見室)

1.発言要旨

 本日の閣僚懇談会において、二つ発言をいたしました。
 一つは、通学路における交通安全の確保が話題となりました。その際、私から、通学路における交通安全の確保についてこれまでも学校関係者等と協働してきたこと、今後、学校関係者等との連携を一層強化するよう警察庁を督励してまいる旨発言をいたしました。
 通学路における交通の安全を確保するためには、学校関係者、道路管理者等と連携して、どこに、どのような危険が潜んでいるかといった具体的な情報を共有することが重要であります。その上で、個々の道路交通の状況に照らして事故防止に資する効果的な対策を関係省庁と連携して進めるよう警察当局を指導してまいります。
 もう1点は、来月、5月の消費者月間について発言をいたしました。昭和63年から毎年5月を「消費者月間」としており、今年で第25回目を迎えます。今年度の消費者月間では、「安全・安心 いま新たなステージへ」をテーマに、消費者団体、事業者、行政等が一体となって、消費者問題に関する啓発等の事業を集中的に行うこととしており、消費者庁でも消費者支援功労者表彰や消費者月間シンポジウムなどの開催を予定しております。
 消費者月間の諸事業を通じて、消費者が主役になる社会づくりに向けた機運を更に高めてまいりたいと思います。関係省庁、地方自治体、消費者団体や事業者等、各方面においても、消費者月間の趣旨を御理解の上、関連事業の実施など引き続き協力をお願いしたいと思っております。
 明日、28日午後2時より、日比谷公会堂において、家族会、救う会、拉致議連の主催による国民大集会が開催をされます。私もこの集会に出席をし、冒頭で挨拶をさせていただく予定であります。是非、多くの方々に御参加いただきたいと思っております。
 また、この集会に併せて、地方の拉致被害者の御家族も上京される予定となっておりますので、非公開ではありますが、本日夕刻、家族会の皆様との懇談の場を設けさせていただく予定であります。
 以上であります。

2.質疑応答

(問)昨日、小沢元代表に判決が出ました。これに絡んでの質問なのですが、一つは判決自体への大臣の御感想と、もう一つは、今後、小沢氏にどんなことを期待するか、あるいは民主党としてどう対応されるべきか。この辺のお考えを伺います。
(答)報道は承知をいたしておりますが、私は、そのことについてのコメントは差し控えたいと思っております。
(問)京都の亀岡の交通事故の件で2点お伺いしたいのですけれども、今回、警察が被害者側の情報を加害者側に伝えたとされていますけれども、国家公安委員長として、どう受け止めていらっしゃいますかということと、今後、対応をどうされるのかというのと、もう1点、昨日の国家公安委員会後の会見で「捜査中ですので、お答えは差し控えします」とおっしゃっていましたけれども、一般論として危険運転致死傷のハードルがちょっと高いんではないかという声もありますが、この点について大臣はどう捉えていらっしゃいますか。
(答)被害者やその御家族に関する情報をその御了承を得ることなく被疑者側に伝えるということは、極めて軽率であり、不適切であると認識いたしております。
 現在、京都府警察において、事実関係を調査しており、その結果を踏まえて厳正な措置が講じられると承知いたしております。
 なお、危険運転致死傷罪に該当しないかという問いでありますが、この案件に関しては、現在、捜査中の事故に関することであり、お答えは差し控えたいと思っておりますが、一般論については、やはり今後、様々議論が行われていくものではなかろうかと思っております。

(以上)