松原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年4月20日

(平成24年4月20日(金) 9:56~10:01  於:内閣府本府1階記者会見室)

1.発言要旨

 閣議においての特段の報告事項はありません。
 私が拉致問題担当大臣に就任してから、約3か月が経過をしましたが、この間、受け取った署名数は約15万筆、正確には14万5,019筆であり、累計では約864万8,801筆となりました。私としては、拉致問題の早期解決を願って署名された方々の思いを強く受けとめ、1日でも早い解決に向けて全力を尽くす所存です。家族会・救う会におかれては、1,000万署名運動を展開されているところでもあり、国民の皆様の熱い思いがこうして私のもとに届いていることを今後もこうした場で逐次報告をしてまいりたいと思っております。
 以上であります。

2.質疑応答

(問)この署名なんですけれども、家族会・救う会では、これまで855万筆という数字をよくおっしゃられていますけれども、それに加えて、大臣のところにダイレクトに14万来ている。
(答)一昨日、川口の拉致問題を考える会の前原会長等が来られて、そのときの筆数を合わせて、現在、トータルで864万8,801筆と。今、申し上げたように、こういった署名がどれぐらい集まっているかというのを、累積で申し上げましたが、その筆をいただいた段階で逐次、一定数ずつ公表していきたいと。やっぱりそのことが日本国民のこの問題に対する強い意識であるということを北朝鮮側にも、また、国際社会にもメッセージとして伝えていきたいので、これからは逐次、そういったことをこういう場を通して発表していきたいと思っています。
(問)その累計というのは、大臣のところにあるものと他の方が保管しているものを合わせてという意味ですか。
(答)拉致対策本部で掌握しているものの累計ということです。今既に各団体で集めているところが、今もこの瞬間あると思いますので、こちらに来たものに関して、この筆数であると、こういうことであります。
(問)拉致対策本部でこの864万というのがあるという。
(答)そうです。拉致対策本部でこれを持っているということであります。ただ、延べでありますから、累計ということであります。
(問)前田大臣、田中大臣の問責決議案についてなんですけれども、間もなく開かれる参院本会議で野党の賛成多数で可決される見通しですけれども、自民党は両大臣が辞任するまで審議に応じない構えを見せていますけれども、今後、法案審議を進めるために、大臣は両大臣の辞任が必要だとお考えでしょうか。
(答)人事についてはコメントする立場にありませんが、内閣としては、緊張感を持って職責を果たしていくと、この1点に尽きると思っております。
(問)栃木県鹿沼市のクレーン車事故が18日に発生から丸1年を迎えまして、昨日、警察庁長官の方からも有識者会議を設置して議論していこうというお話がありましたけれども、改めて開催の時期ですとか、内容、メンバー、方向性など、大臣のお考えをお聞かせください。
(答)詳細については、今、色々と検討しているところでありまして、この段階ではまだ申し上げられる内容になっておりません。ただ、案件として、非常にあれだけ多くの署名が集まった事柄でありますから、そういった声を受けて、しかも一方においては、いわゆる絶対的欠格事由ではない、新しいものの考え方における社会参加というものも謳われている中で、どういうものが一番ふさわしいかを検討する、そういう場になろうかと思っております。

(以上)