松原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年3月13日

(平成24年3月13日(火) 8:47~8:50  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。
 こちらのほうからは特段にございません。

2.質疑応答

(問)10日土曜日に北朝鮮の朝鮮中央通信が、大臣の国会答弁を取り上げて大臣を強く批判するような評論を出しましたけれども、これはお読みになったかと思いますけれども、これについて評価、分析なりお願いいたします。
(答)朝鮮中央通信が私の個名を挙げて批判した文章は私も承知をいたしております。この中で、むしろ私は申し上げたいのは、私の立場として、すべての人道支援に反対している拉致被害者家族の気持ちを重く受け入れるべきだという文章を彼らも使っているわけであります。私は、これが非常に重要なキーワードでありまして、日本側が例えば人道支援に理解を示すとするならば、それは拉致問題の前進、拉致問題の一定の解決というものは、私は不可欠だろうと思っております。論評にあるように、すべての人道支援に反対しているのではなく、委員会答弁において私は、拉致問題について全く解決に向けた進展がみられない状況を前提として、この人道支援をしないということを言っているわけでありまして、拉致問題が進展し、一定の解決とみなすことが多くの関係者の中で合意できれば人道支援は可能になると考えます。昨年の大震災時に、当時の金正日国防委員長の下、日本赤十字に10万ドル、在日同胞被災者に50万ドルの寄附がなされたことは一つの人道支援であり、拉致問題が進展すれば同様な支援を検討することはあり得るのではないかと考えております。
(問)特定失踪者問題調査会が、2004年にも出されていますけれども、人権救済の申し立てというのを新たに8人について、再度、今月申し立てるということ、この受け止めは。
(答)個名を挙げますと生島孝子さん、加瀬テル子さん、木村かほるさん、園田一さん、トシ子さん、萩本喜彦さん、日高信夫さん、藤田進さんの8名というふうに承知をいたしておりますが、これは既に先般も私が荒木さんから申し入れを受けた人達の名前に入っている人達でありまして、この第2次人権救済申し立てがなされた段階で、受け止めていきたいと思っております。

(以上)