川端内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年7月27日

(平成24年7月27日(金) 8:18~8:25  於:衆・第17委員室前)

1.発言要旨

 おはようございます。私の方からはありません。

2.質疑応答

(問)幹事社の朝日新聞、大宮司です。おはようございます。先般ですね、郷原弁護士をリーダーとした、ICT補助金等の事業についての調査・検討プロジェクトチームから報告書が出されました。総務省の審査体制等にですね、改善を求める内容でもありますが、どう受け止められ、今後どう反映していかれるかということをお聞かせください。
(答)まず、1年間にわたって、本当に精力的に、詳細、緻密に、そして、本質的なところまで御議論いただき、御報告いただいたことは、大変感謝をしております。基本的に申し上げれば、御提言、多岐にわたっておりますが、基本的には真正面から受け止めて、そして、しっかりやっていくということが基本であります。具体的に申し上げますと、一つ目は、事業の採択、交付決定、実施、そして、終わる、終了と。それぞれの段階に渡っての提言がございます。このプロセスの全体の在り方ということでありますから、この部分で、ICT関連のこういう予算に関しては、一つのマニュアルをしっかり作って、事業をそもそもこういう形でやろうということから始まって、終わりまで、すべてがしっかりと着実に、今回言われたようなことの無いように、予算執行においてこれを徹底させていきたいというふうに思っております。
  もう一つはですね、いわゆるこの地域におけるICTの利活用に係る提案公募型の補助事業ということに関しては、制度設計そのものに問題があるのではないかという指摘をいただきました。まず、予算を確保して、そして、提案を白地で募集して、そして、全額を消化していくと。予算の額があってから、消化するということに目的があるのではないかという御批判をされたということがあります。そういう部分では、必要性の小さい事業とか、あるいは熟度の低い事業まで採択をして、何か消化することに目的があるみたいなことになったということは、言われる部分が無いとは言えないというふうに思っております。そういう意味では、モラルハザードがあったのではないかということを否定できませんので、そういう意味では、公募型の補助事業については、制度設計自体の在り方を見直したいと思っております。
  三つ目は、地域におけるICTの利活用については、いろいろな形で数年間予算事業を実施してきまして、約500件ぐらいやったのですが、そのフォローをしてみますと、機器を設置するといって設置していなかったり、配っていなかったり、あるいは、やったけれども非常に利用度が低いというふうな問題がたくさん出てきました。そういう部分では、今まで500件程度やった分の全部をフォローアップしたいということで、その改善に向けてですね、助言・指導を行うことにしたいと思っております。その部分、事務方に指示をして、この三つの観点からしっかりやるようにということにさせていただきました。
(問)あともう一点、NTTドコモのspモード、一昨日、また障害が起きまして、他人がですね、メールアドレスであったり、パスワードを勝手に変更できるという事象だったのですが、これについてどう見ていらっしゃいますか。
(答)そういう事象があったことは承知をしておりますし、今、詳細にですね、報告を受けているところでありますが、なぜそういうことが起こったのかと。マシントラブルなのか、というか、設定なのか、どこの設定がおかしかったのかということを含めて、ちょっとまだ詳細をもらっていませんのですが、あってはいけないことなので、原因を徹底的に究明をしていただいて、二度と無いようにやっていただきたいと思っております。
(問)フジテレビの黒田と申します。総務大臣として何を答えろという話なのですけれども、サッカーの日本代表がですね、昨日、スペインに対して劇的な勝利を遂げましたが、これに関しての御所見を。
(答)なでしこジャパンに続いてですね、両方とも、全部夜中に見てしまいました。昨日はですね、男子の方はスペインという、1位のところですから、ほとんど難しいのではないかということだったのですが、非常にスピードよくやって、後半の半ばまではもっと点が入るのではないかということもありましたけれども、最後は、寝ぼけながら見ようと思っていたら、それどころでない展開でしたので一生懸命見ましたけれども。男女ともにですね、開会式の前の試合だったのですけれども、チームジャパン全部に対して、非常に元気を与えることで、盛り上がることと、いい成績が全部で上がるスタートになったと喜んでおります。
(問)大臣、読売新聞、池口ですが、選挙制度についてお伺いしたいのですが、早ければ今日にでもですね、自民党の方から0増5減の案が出てくるかもという状況です。もう、大体半年ですね、違法状態が、区割り審が動かないという状態が続いていますが、まだ、民主党案、自民党案には隔たりが少しありますが、今後の期待する議論等をちょっとお伺いしたいのですが。
(答)私の立場で言えば、選挙制度という議会制度の根幹にかかわる制度ですから、各党、会派が御議論いただいて、一日も早く結論を出していただいて、それに基づいて、所管としては、区割り審を動かして、おっしゃるように、違憲、違法状態を一日も早く解消したいということであります。法律を出されるという報道は知っておりますので、動き出して、御議論をいただいて結論を出していただきたいということです。
(問)よろしいですか、はい。
(答)はい、ありがとうございました。

(以上)