川端内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年4月13日

(平成24年4月13日(金) 9:45~9:55  於:会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。私の方から1点。
 閣議の前に、安全保障会議が開かれました。その内容については、官房長官が会見されるということでありまして、安全保障会議のメンバーとしては、全て官房長官の会見に委ねるということでありますので、中身に関して、私からはちょっと触れられませんが、総務省としては、沖縄県庁及び県内の18消防本部と、消防本部のない市町村、12市町村あるのですが、並びに九州各県と連絡を取りました。8時45分までに情報収集したところ、当然でありますが、被害状況は一切無いということは確認をいたしました。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問)幹事社、時事通信の丸山です。今、御説明いただいたのですが、ミサイルの発射に関しまして、総務省、消防庁にどのように情報が入りまして態勢が整えられたか、そこをもう一度お願いいたします。
(答)時系列的に整理は、整頓は、まだちゃんとできてないかもしれませんが、情報としては、8時3分が、危機管理センターからの、いわゆるエムネット情報ですね、と同じ内容のものを我々としてもいただきました。それ以降、最後は8時16分ですね。8時3分がエムネットで送信したということで、「北朝鮮が人工衛星と称するミサイルを発射したとの一部報道があるが、我が国としては、発射は確認していません」ということと、8時16分に、「7時40分ごろ、北朝鮮から何らかの飛翔体が発射されたとの情報を得ている。飛翔体は1分以上飛行し、洋上に落下した模様、詳細は分析中。我が国の安全保障への影響があるとは考えていない」という防衛省の情報というのが、公式としてはいただいているということであります。7時40分以降ですね、いろいろな報道を含めての部分がありました。待機をする中で情報収集と同時に、今、申し上げたような各県に対しての確認を、安全確認をしたところでございます。
(問)フジテレビの生野ですけれども、総務省、消防庁としては、Jアラートのシステムの運用を担っているわけですけれども、今回発射されたということですけれども、それが運用されなかったと。内閣官房が実際には、Jアラートの発射のボタンを押すとは聞いているのですけれども、実際にミサイルが飛んだという情報がある中で、我々としては、Jアラートは、ミサイルが飛んだら発出されるものだと思っていたのですけれども、ミサイルが飛んで20分以上経ってからしか、日本政府として情報を確認できなかったということに対して、内閣、政府としての危機管理に対して、ちょっと問題ではないかと思うのですけれども、その辺の見解をお聞かせください。
(答)Jアラートの使用は内閣官房の所管でございますので、そういうことを含めては、内閣官房にお尋ねをいただきたいと思っています。
(問)情報、政府として把握、政府として確認できていないという情報が、20分以上。
(答)そういうことを含めて、どうぞ内閣官房にお尋ねください。
(問)NHKの横山と申します。電波関係の監視もされていると思うのですが、何らか、異常等の報告というのは入っていますでしょうか。
(答)特段聞いておりません。積極的に我々として調査した部分というのは、先ほど申し上げましたように、沖縄県、それから、沖縄県の消防本部、市町村でございますので、そういうところで何か異常というのは聞いておりません。それ以外から、何かのトラブルがあるということも聞いておりません。119番もありません。
(問)共同通信の高橋と申しますが、Jアラートが発動しなかった理由なりですね、が、消防庁なり、総務省なりに、何か説明はありましたか。
(答)これは、発動するかどうかは、内閣官房の責任において行われますから、我々、受け手でありまして、Jアラートが、受けたときにしっかり動くようにということの責めは負っております。どういう判断をするかは、そこの判断です。聞いておりません。
(問)NHKの守島です。Jアラートの関係ですけれども、受け手の側というふうにおっしゃっていますが、国民に情報を出す側として、ミサイルが日本の上空に達しないという情報も出すべきではなかったのかと思うのですけれども、それについてはいかがでしょうか。
(答)ですから、それは全部内閣官房が元締めとして、危機管理の対応をしているところの判断ですので、私から責任を持って答える立場にございませんので、申し訳ございません。
(問)大臣、すみません。読売新聞、池口ですが、大臣御自身がですね、そういう発射情報というのを一番初めに耳にされたのは8時3分のエムネットということなのでしょうか。それとも、それ以前に、官房なり、そういうところから、そういう、発射というか、そういう行為があったという情報は得られたのでしょうか。
(答)政府としては8時3分です。
(問)読売新聞の菅野と言います。警戒態勢を、例えば、何時何分で解除するとか、あと、市町村への何か通知はするのでしょうか。
(答)2回目の安全保障会議が開催される予定であります。時間は未定でありますが、予定でありますので、そこで、今の状況を含めた部分で、対応は決められるのだというふうに思いますし、現時点では、総理からは、関係省庁においては、引き続き、緊張感をもって情報収集に努めること、国民への情報提供に全力を尽くすこと、関係国との連携強化を図ること、ということの指示が、先ほどありましたので、今のところ、まだその態勢が続いているということです。
(問)すみません、NHKの松谷と申します。国際社会がですね、日本を含めて北朝鮮に自制を求めている中でですね、今回、発射そのものに踏み切ったということについてですね、閣僚としての御意見を伺いたいのと、あと、消防庁としてですね、今後の対応をどのようにとられるのかということについて、2点、お伺いします。
(答)前段に関しては、政府全体としての、恐らく統一的な見解を出されると思いますので、私の立場では差し控えさせてください。
 消防庁としては、まだ今、緊張状況の中で対応するようにということの状況でありますが、一連の部分の対応が終わった時点ではですね、改めて全ての事象を検証して、これから、よりよい体制にするためのことはしっかりやりたいというふうに思っています。
(問)すみません、ちょっと追加なのですが、8時24分の防衛省の情報として、エムネットで、早期警戒衛星の情報として伝えられているわけですが、もし安全保障会議で出ていればなのですが、内閣官房の方で、官邸の方に情報が、その情報が来ているのは何時何分という情報が入っていますでしょうか。
(答)内閣官房にお尋ねください。
(問)よろしいですか。
(答)はい、ありがとうございました。
(問)ありがとうございました。

(以上)