平野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年11月25日

(平成23年11月25日(金) 8:28~8:32  於:衆議院本会議場中庭側廊下)

1.発言要旨

 二つ報告があります。
 28日月曜日に、第2回の防災対策推進検討会議を開催いたします。それで、東日本大震災の応急対策等の総括ということで、これは今までワーキンググループを設けて検討してきましたので、とりあえず中間報告的なものをやっていただくというのと、それから防災基本計画の見直し、主に津波対策ということになりますが、これを議論いただく予定です。詳細については調整中です。
 それから、明日26日に宮城県庁及び宮城県東松島市を訪問します。宮城県庁では、知事に会う予定です。今回の第三次補正予算成立等を受けて、意見交換と、こちらからの要望があります。その次の日は、岩手県庁及び岩手県一関市をお邪魔する予定です。
 以上です。

2.質疑応答

(問)代表して1問聞かせてください。明日、明後日で宮城、岩手を訪問されるということで、今、大臣、要望したいことがあるというふうにおっしゃいましたけれども、直接、知事お二人にどのような要望を。
(答)今からまとめます。そんなにたくさんないですけど。
(問)所管は環境省ということになると思うんですけれども、瓦れきの自治体の受け入れがなかなか進んでいない現状があります。それについて大臣はどのようにお考えになっていらっしゃいますか。
(答)前にも言ったんだけども、こういうときは本当にお互い様ということだと思います。もともと放射能の問題がなければ、広域処理についてはかなり自治体が手を挙げていて、受け入れますという話になっていました。今、放射能という問題が出てきて、周辺住民のというか、色々な方々との調整の問題が出てきたことでちょっと滞っています。細野大臣も明言しているように、ちゃんとモニタリングをしてデータはきっちり公表するし、ある一定の基準のものについては安全だということについても、環境省はしっかり出しています。これは私の方も色々な形で各自治体にお願いできる機会があれば、お願いしたいと思っています。
(問)今の瓦れきの話も含めてなんですけれども、復興庁の設置法案も審議入りをしまして、野党の自民党とか公明党さんのほうからも瓦れき処理の対応だとか、特別会計の話だとかいろいろ修正についての提案もありますけれども、受け止めというか、その辺のところは。
(答)具体的に何かを実施ということで瓦れきについては昨日も衆議院復興特別委員会でこういうことをやったらどうかという提言は受けましたけれども、今現に進んでいるものについては、それなりの体制と、自治体の受け入れがもうできていますから、これを今から復興庁に移すというのは、基本的には非効率だと思っています。ただし、これから出てくるものがもしあれば、これはその時々に応じて考えるということになると思います。今の段階では、少なくとも瓦れきについては、これは環境省が今やっていますから、環境省を中心にやるのがいいのではないかと思います。
(問)この修正についてはどうですか。
(答)法案の修正については、これから具体的提言を多分いただくと思いますので、国会の議論を見守りたいと思いますけども、いい点があれば、それはやっぱり柔軟に対応するという姿勢はしっかり持ちたいと思います。

(以上)