平野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年10月21日

(平成23年10月21日(金) 10:45~10:51  於:復興対策本部事務局第1会議室)

1.発言要旨

 私の方から今日は2件御報告があります。
 まず、本日の閣議で概算決定いたしました平成23年度第3次補正予算案のうち、私が担当する復興費、防災に係る経費は、配付資料のとおりです。中身については、御質問等あれば、事務局の方に聞いていただきたいと思います。
 それから、23日日曜日に加須市にお邪魔して、福島県の双葉町長にお会いし、意見交換を行う予定です。大変恐縮ですけれども、ぶら下がり、それから冒頭の頭撮り等については今回は遠慮させていただきたいと思っています。
 とりあえず、私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問)冒頭発言ありました第3次補正予算の概要についてなんですけれども、改めて復興に向けての大臣のお気持ちというか、これから国会で審議が始まるわけですが、どのように臨みたいということをお聞かせください。
(答)以前も申し上げたと思いますけれども、今回の第3次補正予算は、これまで各地域を回ったり、各自治体と色々な様々な意見交換をやる中で出されてきた要望、意見、また、当然自民党、公明党を初めとした野党の皆さんからの御意見、こういったことを踏まえつつ、基本方針に沿って、その考え方をできるだけ反映した予算であると思っています。この予算をできるだけ早急に審議、成立させていただき、各事業についての考え方、中身について、各自治体にきちんと理解していただいて、これは私たちがこれから説明しなくてはならないわけでありますけれども、その1日も早い執行、円滑な執行に努めていただけるような環境づくりを進めていきたいと思っています。既にキャラバンがまず県単位になりますけれども、20日からスタートしているということについては御承知のとおりです。
(問)第3次補正の予算の中で、復興交付金が計上額が1兆5,600億円になったんですが、当初大臣は1.9兆円、約2兆円目指したいというふうにおっしゃったと思うんですが、それが結果的にちょっと減額したこの数の一番大きな要因は何なんでしょうか。
(答)私も正確に申し述べればよかったんですけれども、実はそこに地方負担が入りますと1.9兆円なんです。そこはあくまでも国費ということで、私の頭の中では1.5兆円プラス地方負担については別に特別交付税ということで、これも実は復興債で多分財源を確保して特別交付税という形で支払われます。私の頭の中では一緒に考えていたため、慣行として1.9兆円、場所によっては大囲いという形で2兆円という形で話をしていたのではないかと思います。
(問)日曜日の視察の目的と、あとぶら下がりがないということですが、これまで視察時にはあったようですけれども、どういう事情でなくなったのかなと。これまでぶら下がりと冒頭のあいさつの公開が視察のときにはありましたけれども、今回ないという理由はどういうふうな。
(答)少し迷ったんですけれども、時々本当に皆さんにも予告もしないで、出張に行って色々話してくることもあります。ただ、後で聞かれれば、「行ってきました」とお答えしますが、中身については遠慮させていただきますとお答えしたことがあったと思います。今回は「行きます」ということだけは公表しますが、中身については、色々なことを詰めている過程の話でありますので、遠慮させてもらいたいという趣旨で今回こういう形で事前に日程だけお知らせしたということです。
(問)先日の福島市での参院の研修会のときの発言について大臣の方は釈明されていますけれども、今後国会での審議について野党からも追及するような声もありますが、審議への影響についてお伺いいたします。
(答)できるだけないようにするということで努力していくしかないと思います。

(以上)