蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年11月18日

(平成23年11月18日(金) 9:24~9:30  於:合同庁舎4号館6階605会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。私からは1点御報告です。
 今日の閣議で一つ発言をしました。11月25日から12月1日の「犯罪被害者週間」についての各大臣への御協力のお願いです。不幸にして犯罪の被害に遭われた方々は、周囲の人の無理解による配慮のない対応などで二次的な被害にも苦しんでおります。政府では各府省が連携して、今年のスローガンは「理解する 心がつなぐ 支援の輪」を取り上げさせていただき、国民の皆様に犯罪被害に遭われた方々に対する理解を深めていただくために、「国民の集い」、中央大会の開催などに集中的に取り組んでまいります。今年度は、石川、広島、新潟、鹿児島、この4会場では地方大会、都内では12月1日に中央大会を開催する予定です。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)共同通信の関です。おはようございます。
 二つお願いします。一つは日曜日から始まる仕分けの件、改めてなんですが、これは昨日の話も聞いていて思うんですけれども、やっぱり霞が関の文化的なものに対して国民がきちんと目を向けることによって、プレッシャーに感じて欲しいというか、霞が関の文化を何らか国民の目線で変えていくような仕掛けができないかというふうに思っているんじゃないかと、こっちとしては思っているんですけれども、大臣の認識として、霞が関の、この間の行政事業レビューの焼け太りみたいな話もそうですけれども、そういった文化については、どういうふうに今問題意識を持っていらっしゃいますでしょうか。
(答)正に2年前に初めて事業仕分けを行ってとても強く思ったのは、前例踏襲というか、税金で行われる事務事業の企画立案、継続性については、主観的にお考えになっているのかどうなのかというのが非常に疑問に思ったのが私の原点でもあります。ですから、是非考えていただいて、その財源が国民の負担の税金、保険料だということを考えていただいて、自分が責任者として扱う事務事業が効率的なのか、他に代替手段はないのか、あるいは無駄はないのかというのを、自ら本当の意味での企画をしていただけたら、行政刷新の役割というのは無くなりますから。なので、それは行政事業レビューという形で今、内在化を図っています。ここは一定程度、効果が出てきています、数字的にも。なので、引き続きこの行政事業レビューというのはもっと深化するように努力をしていきます。
 他方で、政策決定のプロセスにおいても、内向きになりがちではなかったか。そこにある種の既得権益的なものを、ある種、斟酌してきた過去はないだろうか。これから政策を立案していくときにはやはり常に国民の眼差し、本当にこの審議会の在り方、この会議体の在り方、この議論の在り方でいいんだろうかと立ち止まっていただける一つのきっかけにしたいと思っています。
(問)分かりました。ありがとうございます。
 もう一点、これは昨日の官房長官の会見で出ていたので、一応事実関係を確認させて欲しいんですが、ブータンの国王の宮中行事の中で、閣僚の中に携帯電話を使用した方がいたという質問がされていて、事実関係として、長官のほうは、誰という具体名を挙げておられなかったんですけれども、弊社の取材の過程では、蓮舫大臣ではないかというふうに野党側がそういうことを言っているみたいで、追及の構えがあるような、ないようなという話のようなんですけれども、一応、事実確認としてどうだったかということを教えていただけますか。
(答)皇太子殿下、ブータン国王御夫妻の御前並びに晩餐会では一切使っていません。恐らく御指摘は、招待客の皆様方がお集まりになる、集われる控えの間のことではないかと思いますが、そこでは確かに使用はしましたけれども、配慮をしています。
(問)一川大臣の欠席の問題に端を発している経過があると思うんです、今回の宮中の行事というのは。一川大臣に関しては、宮中行事よりもパーティーを優先させたというような趣旨の発言をしたこと、その宮中行事を軽視する趣旨の発言をしたことが多分問題にされていて、携帯電話を中で使った云々というのは多分マナーの問題なので、ちょっと話が違うのかなというふうに思うんですが、それをもし野党が何らか責任追及するような構えがもしあった場合に、大臣としてはどう対応されますでしょうか。
(答)ちょっと仮の話には全く答えられません。私は配慮をしています。
(問)分かりました。どうもありがとうございます。
(問)産経新聞の力武です。
 今の件についてなんですが、その件については官房長官に説明を求められたりですとか、あるいは蓮舫大臣から御説明されたりということは。
(答)連絡をいただいたので、説明はしました。
(問)それはもうお会いになって説明されたんですか。
(答)電話でです。
(問)それともう一点、控えの間で使用はしたが、配慮はしたというところなんですけれども、その使用したというのは電話で会話をされたという意味でよろしいのでしょうか。
(答)はい。
(問)分かりました。

(以上)