蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年10月25日

(平成23年10月25日(火) 8:43~8:48  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。
 特段ありません。何かありますか。

2.質疑応答

(問)TBS、岩田です。
 昨日の独立行政法人改革に関する分科会に出席されての御感想をお聞かせいただけますか。どうでしたか。
(答)昨日は、評価の在り方ということについて、大まかなこれまでの議論の論点をまとめたものを事務方から御提示をして、委員の皆様方から率直な御意見をいただきました。
 そのガバナンスの在り方、評価の在り方、それと主務大臣と独立行政法人というか組織の関与の在り方はどうあるべきかという部分で、極めて前向きな御意見をいただいたと同時に、創薬支援機構、これは医療イノベーション推進室長の中村座長から御説明をいただきましたが、正に「国家戦略」という大きなテーマが一つあって、そのテーマをどういう組織が、今ある既存の制度、機能を活かしながら一つにまとまっていくことができるのか。独法の組織そのものの見直しの一つの類型だと思っておりまして、昨日は説明を聞いた委員の皆様も、私とほぼ同じような認識を持たれたと思っています。
(問)今まで103ある独法のうちから、前向きな回答があったのは二つだけだったということなんですけれども、それについては何か議論とか、もしくは大臣の御感想とか。
(答)昨日、私の挨拶でも申し上げましたけれども、独立行政法人改革は政権交代をして2年間、行政刷新担当の下で進めてきて、もう改革の方向というのは否定されないものになっています。
 ですから、ヒアリングをしているときに、大前提として、今の組織が「存続する」という説明はもう止めていただきたい。これは官房長官を通じて、事務次官の皆様方にもしっかりとお伝えをしておりますので、これから感触は前向きなものになってくると、いまだ期待をしています。
(問)それから来月の「提言型政策仕分け」なんですけれども、準備状況を教えていただける範囲でお願いできますか。
(答)国会議員の評価者は、まだ総理から指名はされていませんけれども、昨日、党のほうで正式決定をしていただいたと報告を受けていますので、なるべく早く事務的に総理の指名を行いたい。その上で、今も各省に大きな政策のテーマをざっくりとお示ししておりますので、資料を作っていただいて、こちらに提案をしてもらいたいと思っています。
 その各省から資料が出て来次第、国会議員評価者、あるいは民間議員の評価者、あるいは私、政務三役も含めてヒアリングを一日も早く進めていきたいと思っています。
(問)そのざっくりしたテーマというのは教えていただくことは可能ですか。
(答)現段階では、まだお示しできません。
(問)共同通信の関です。おはようございます。
 今お話があった議員の仕分け人の方なんですが、この間の会議後の会見で、人選のポイントというのは民間の方に関してはあったと思うんですけれども、国会議員に関して、どういう観点で今回の方を選ばれたのか、あるいはリクエストされたのか、お伺いします。
(答)基本的には、私から政調会長に御提案申し上げたのは、既にこれまでの事業仕分けを経験している方を中心に、あとは部門の、いわゆる我々のカウンターパートの座長という形で御提案をお示しして、政調会長から御推薦があった方も入っております。
(問)基準に、多分政策提言という意味では、専門性なり省庁に、かなりきちんとした形で対抗的な意見を言える人がポイントになるかとは思うんですけれども、そこら辺は大臣の中で、やっぱりかなり重きを置いているというふうに考えていらっしゃいますでしょうか。
(答)勿論です。
(問)朝日新聞の報道であったんですけれども、サイバー攻撃が衆議院のパソコンなんですけれども、それについて参議院の立場でありますが、受け止めを一言お願いできますでしょうか。
(答)いや、ちょっと衆議院の事実関係が分からないのと、衆と参で、確か違うサーバーだと思いますので。ただ、事態はもし事実だとしたら、大きいことだと思っています。
(問)産経新聞の力武です。
 先程の閣議前の給与関係閣僚会議なんですけれども、人事院勧告の扱いで、大体方向性というのはもう決まってきつつあるんでしょうか。
(答)方向性というか、まだ最終決定には至っていないんですけれども、とにかく、この東日本大震災からの復興財源ということを考えると、国家公務員の皆様方にも、やはり御協力をいただきたいという部分では、臨時特例法案、これを最優先していきたい。
 人勧を尊重する姿勢を曲げたわけではなくて、今回の臨時特例法案の中といいますか、内数といいますか、もう既にその人勧の内容が盛り込まれているという考え方を採ると、やはり臨時特例法案を最優先していく方向性が望ましいという議論は今日ありました。まだ最終決定ではない。
(問)大体認識というのは一致しているという感じでよろしいんですか。
(答)関係大臣の中では共通の認識をほぼ持っていると思います。

(以上)