スブラ・スレッシュ米国国立科学財団長官による表敬訪問について

意見交換の模様
(左から:ディルワースNSF国際科学工学部部長、スレッシュNSF長官、古川大臣)

 平成24年6月5日、古川大臣は、米国のスブラ・スレッシュ米国国立科学財団(National Science Foundation:NSF)長官による表敬訪問を受けました。長官からは、NSFが昨年開始した「Innovation Corps」(I-Corps:アイ・コア)と本年5月に開催した「Global Summit on Merit Review」の2つの取組について紹介がありました。

 まず、スレッシュ長官から、I-Corpsは起業家精神を養うメンタリングを鍵とする基礎研究をイノベーションにつなげることを目指した取り組みであるとの説明があり、古川大臣からは、我が国の科学技術政策もイノベーション創出を重視しており、出来るところは協力していきたい旨述べました。

 また、Global Summit on Merit Reviewについては、スレッシュ長官から同会議の開催に至る経緯や、同会議で創設が合意された日本を含む約50か国の研究資金提供機関が参加するGlobal Research Council等について紹介がありました。古川大臣は、国際共同研究の推進は重要であり、日本も同じような考え方のもとに歩みを進めて行きたいと賛意を表しました。