古川内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年6月1日

(平成24年6月1日(金) 9:03~9:07  於:内閣府本府5階522会見室)

1.発言要旨

おはようございます。
今日は6月1日、衣替えの日でございます。最近は衣替えでころっと変わる時代ではなくなったようでございますが、衣替えの習慣は平安時代の宮中行事から始まったようでございまして、こういう時期に合わせて衣服を替えたりして、気分を一新するという季節感は、日本人が大事にしてきたことではないのかなと思います。こういう機会に皆さん方も、気分を変えるため、少しいつもと違う格好をしてもいいのではないでしょうか。
今日は衣替えにちなんで、かりゆしウェアで閣議をやるということでありましたので、私も、それに合わせて、ピンクのかりゆしを購入させていただきました。合っているかどうかは皆さんにお任せをいたしたいと思いますけれども、私もかりゆしを着て、気分も新たに新しい月をスタートしてまいりたいと思っております。私から特に申し上げることはございませんので、御質問があればお受けしたいと思います。

2.質疑応答

(問)外国為替市場で再び円高が進んでいます。この背景に何があると大臣は御覧になっていらっしゃるのかということと、政府、日銀はどういった対応が必要だと考えていらっしゃるのでしょうか。
(答)基本的には欧州政府債務危機への懸念によってマーケットにおけるリスクオフの動きが強まっていることにあろうかと思います。そこに、アメリカの経済指標が市場予想より良くなかったこともあって、更にリスク回避姿勢が高まったことが今のマーケットの状況ではないかなと思っております。特に為替市場の急激な円高の動きには、私も大変懸念をいたしております。
 こうしたマーケットにおきますリスクオフの動き、株式市場や為替市場に影響が及んでまいりますと、このところ上向いております消費者や企業のマインドを悪化させて、実体経済を下押ししかねないわけでございますから、今後ともその動向は注視してまいりたいと思いますし、為替市場の過度な変動に対しては断固たる措置をとる政府の姿勢は変わってはおりません。今後とも政府、日銀一体となって対応してまいりたいと考えております。
(問)エネルギーの関係でお伺いしたいのですが、今後いわゆる経産省の審議会などの結果を受けて革新的エネルギー・環境戦略の議論に入ると思うのですが、今、審議会でそれぞれ進めていますが、エネルギー・環境会議としての議論をいつぐらいから始めたいと現状お考えでしょうか。
(答)随時、総合エネルギー調査会や中央環境審議会あるいは原子力委員会での議論の経過等は私も聞いておりますが、かなり取りまとめに向けた議論が行われてきているところではないかなと思っております。最終的には、そうした報告も踏まえてエネルギー・環境会議において中長期的な選択肢の提示に向けた閣僚間での議論を本格化したいと思っておりますが、そうしたものに向けて準備もしてまいりたいと思っております。

(以上)