山岡内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年9月6日

(平成23年9月6日(火) 10:22~10:29  於:警察庁第4会議室)

1.発言要旨

 御苦労さまでした。昨晩はまた個々にいろいろと長時間、長時間というのは私が長時間でしたけれども、ありがとうございます。
 今日は閣議がありまして、昨日お話を申し上げました拉致問題の担当大臣に議連の事務局長の松原さんが改めて副大臣として任命されました。そのことを御報告を申し上げます。
 改めて経緯を申し上げますと、4日の緊急集会に参加をさせていただきましたが、就任してから2日後でございましたが、この拉致問題、極めて重要であるし、なおかつ御家族の皆様のお気持ちをおもんぱかって、参加をさせていただき、皆様からのお話を伺いました。
 そして、繰り返しますけれども、お話をいただいたことは、一つは担当大臣が短期間でかわるということに対する御指摘をいただきましたことと、また、野田新総理との面談をセットしてほしいと、こういうことでございましたので、翌日の臨時閣議がございました。それは副大臣、政務官の発令を決定する臨時閣議であったわけですが、その閣議の席上で、緊急集会の状況についての御報告と御要望を、私は総理初め全閣僚に申し上げておきました。
 特に、大臣は替わっても政府はこの方針は全く変わらないと、こういうことを申し上げてまいりましたと、そのとおりでございますけれども、改めてそのことを私が政府をある意味では代表して申し上げてきたことをお聞きおきいただきたいと、こう申し上げました。
 特に野田総理は本部長でいらっしゃいますから、本部長としての御面談をという御要請で、そのことについては、わかりましたと、できるだけ早い機会にお目にかからせていただきますという御了解はいただきましたが、そこであわせて、大臣が替わっても政府は変わりませんけれども、いろいろなお気持ちの問題もありますので、拉致議連をずっと務めてこられて、皆様との本当にコミュニケーションも十分とっておられるし、信頼も厚いし、また知識もお持ちの松原議連事務局長を是非とも副大臣に就任をするようお願いを申し上げて、内諾をいただきましたが、今冒頭申し上げましたように、今日の閣議で正式に発令が決定をいたしまして、官房長官から発表されていると思いますけれども、改めてそのことを申し上げたいと思います。
 一部御指摘のように、国土交通副大臣に既に発令の者を内閣にということは異例のことではありますが、しかし、前向きなことを進めていくのに、私は役所的なルールというか、異例なことよりも、そういう本当に拉致の被害の皆様、御家族の皆様、そして国民の皆様の意思のほうを優先すべきじゃないかと、こういうことで、そういうお願いを申し上げ、またそのことを理解をして御決定をいただいたと、こういうことを報告を申し上げます。
 私から御報告申し上げることは以上でございます。

2.質疑応答

(問)松原さんの件なんですけれども、要は、集会があって、大臣が昨日の臨時閣議で強く要望して、それを受けて総理がという話だと思うんですけれども、決まっていることをこれだけ変えるというのはかなり異例なことというふうに今大臣はおっしゃいましたが、それを剥がしてしまった、ほかの役職から引き剥がしてしまったことについてはやむを得ないということでしょうか。
(答)いや、剥がしていないです、兼務ですから。
(問)確認ですけれども、先ほどの件で、兼務というのは、国土交通省の副大臣と内閣の拉致担当副大臣を兼務と。
(答)そうです。そういうふうに御理解いただいてよろしいと思います。

(以上)