細野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年11月22日

(平成23年11月22日(火) 8:47~8:53  於:環境省19階第2会議室)

1.発言要旨

 おはようございます。今日は特段私のほうからはありませんので、御質問があればお答えします。

2.質疑応答

(問)おはようございます、では幹事社から。昨日の知事会議で、がれきの広域処理について改めて要請されたということですけれども、各県の反応と、また、大臣がいろいろと調整されていると思うのですが、現在の進捗状況について改めて教えてください。
(答)知事会の皆さんの反応は、当初考えていたよりも前向きなものでした。知事会として様々な協議をしていこうという受け止め方をしていただきましたので、お願いして良かったと思っております。総理も要請をされたようですけれども、我々が要請をする前に、知事の皆さんの間で様々な議論が行われたようですので、全体として、しっかり取り組んで行こうというふうに考えていただける姿勢は非常にありがたいことだと思っております。また個別には、かなり、環境省挙げて、我々三役も含めて、個別の要請を、今しております。個別にここがこうだということは、大変恐縮ですけど、申し上げられないのですけれども、全体としては、1ヶ月前、2ヶ月前と比べると、お互いに助け合ってやっていかなくてはならないんじゃないかという雰囲気がでてきているという印象を持ってますので、次の受入れ先ができるだけ早く決まれば、また新しい動きにもつながってきますのでね、いいなと思っております。そのために最大限の努力をしなければならないと考えております。
(問)朝日新聞社の平井です。今の件についてですけれども、先日横浜市長が来られて、9の都県と政令市の代表として、がれきの広域処理について、新しい基準を作ってくれという要請があったかと思うのですが、この件については御検討されているのでしょうか。
(答)新しい基準というのは考えてはおりません。横浜市長がおっしゃったのは、実際に様々な廃棄物を処理するときに、8000ベクレルという基準が安全なんだということをしっかり説明をしてもらいたいという主旨だったというふうに受け止めております。ですから、必要があればいつでも環境省としては行きますよということは申し上げましたので、それについては御理解をいただいたと思います。それと、何ベクレルということではなくて、それぞれの自治体ごとに考え方がありますから、そこにはできるだけ則した形で、情報提供したいと思っております。例えば、リサイクルを積極的にやっていきたいという考え方の自治体もあれば、燃やせる種類をできるだけ限定したいという論を持ってらっしゃる自治体もおられるわけですから、そういった意味でマッチングは非常に重要だというふうに思います。
(問)共同通信の太田です。政策仕分けで、エネルギー特会の見直しについてということで提言がまとまりましたけれども、今後どういった形で関係する大臣との間での調整など進めていくお考えでしょうか。
(答)エネルギー特会の一般会計化というのは、野党時代から私が取り組んで来たテーマではあるんですね。当時は電源特会という形になってましたけれども、石油石炭の特会も含めて、そこは、やはり税金の使い方として必ずしも適切ではない形で行われてきたという経緯もありますので、そこはやらなくてはならないという思いを持ってまいりました。それは民主党のマニフェストにも書いてありまして、特別会計は、これはなくしていくという大方向があるわけです。ですから、こういう地震や、大きな災害がありますから、様々な問題について、すべてがすべてマニフェストを実現できない状況であるのは、国民の皆さんにお詫びをしなければならないし、また、率直にそこは柔軟に対応しなければならないところがあるというふうには思うのですけれども、税金の使い方とか、基本的な方向性においては、やはりもう少し強い思いを持つべきだと思うのですね、我々が言ってきたことをしっかりと守るんだと。一歩一歩前進して行くということ自体は、私は大事なことだというふうに思いますので、是非実現したいと思っております。枝野大臣も蓮舫大臣も含めて、中川大臣も改革の方向性については御理解をいただきましたので、できるだけしっかりと協議をして、特別会計については明確な方向性が出せるようにしていきたいと思っております。

(以上)