岡崎内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年1月7日

(平成23年1月7日(金) 10:48~10:53  於:消費者庁6階記者会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議におきまして、私から交通事故防止対策の推進について発言をいたしました。
 昨年、道路交通事故の発生から24時間以内に亡くなられた方の数は4,863人で、10年連続して減少いたしました。
 しかしながら、いまだに多くの方々が交通事故で亡くなっておられます。
 このことを踏まえまして、閣議におきまして、交通事故による犠牲者を可能な限り減らすべく閣僚の皆さんにも一層の御協力をお願いいたしました。
 政府におきましては、今年度中に、第9次の交通安全基本計画を作成しまして、人優先の交通安全思想を基本とした総合的な交通安全対策を着実に推進してまいります。
 発言は以上でございますが、続きまして、1月11日から12日にかけて京都府と滋賀県を視察する予定でございます。京都府では、山田京都府知事、門川京都市長を訪問しまして意見交換を行います。
 また、京都府の消費生活センターを訪問しまして、相談員と意見交換をすることになっております。あわせて、男女共同参画センターも訪問しまして、さらに、消費者庁の子どもを事故から守る!プロジェクトでも大いに参考とさせていただいております、京都市の京あんしんこども館を視察いたします。
 それから、滋賀県にまいりまして、嘉田滋賀県知事と意見交換を行いまして、近江八幡市内にあります、障害のある人の作品と一般の方の作品を一緒に並列して展示しているボーダレス・アートミュージアムNO-MAも訪問いたします。
 また、野洲市を訪問しまして、多重債務問題に熱心に取り組んでおられます担当職員、あるいは、消費生活相談員の方々と意見交換を行う予定になっております。
 消費者行政や障害者施策等に熱心に取り組んでおられる自治体の首長、そして現場の関係者のお話を伺いまして、これからの消費者行政等にしっかりと生かしてまいりたいと思います。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)野田聖子議員が男の子を50歳で出産して、少子化担当相として、大臣コメントをお願いします。
(答)まずは、野田議員の御出産、心からお祝いを申し上げたいと思います。
 また、母子ともに経過が良好であるということを伺っておりまして、大変そのことを喜んでおります。野田議員は、これまでも働く女性のロールモデルの一つとして御活躍をされていらっしゃいましたけれども、これからは国会議員の活動と、それから、子育てという新しいステージに入っていくわけですけれども、これからの一層の御活躍を心から期待いたしております。
(問)第三者からの卵子提供について、まだ法整備が進んでおりませんが、大臣はこの法整備については、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。
(答)野田議員は米国において第三者の卵子提供を受けて御出産をされたわけでございますが、代理懐胎とともに日本では現在行われていない不妊治療の方法だと認識しております。こうした方法については、これまでも厚生労働省の審議会や産婦人科学会におきまして、医療や法律や生命倫理、子供の福祉といった観点から、いろいろな御意見が出されていて検討もされていると思っておりますけれども、今後は、立法府において議論が進められてまいりますので、そちらのほうに期待をしながら注目をしていきたいと思っております。経過を見守っていきます。
(問)大臣自身は、何かお考えを持っていないんでしょうか。
(答)私自身は、不妊治療で子供が本当に欲しいという御夫婦について、子ども・子育てビジョンの中におきましても、しっかりと支援をしていこうということで、これまでにも行ってきておりますから、そうした皆さんたちが無事に家族がふえるということについては、注目をしておりますし、支援をしていきたいということを基本線として考えております。

(以上)