松本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年3月8日

(平成23年3月8日(火) 8:31~8:37  於:衆議院本会議場中庭側廊下)

1.発言要旨

 おはようございます。発言がございます。
 本日、水質汚濁防止法の一部を改正する法律案を、閣議決定をいたしました。今回の改正は、有害物質による地下水汚染の未然防止を図るため、施設の構造等に関する基準の遵守及び定期点検を義務付けるとともに、その対象施設としては、従来の有害物質を使用する施設等に加え、有害物質を貯蔵する施設についても対象とすること等を定めるものであります。今回の改正により、貴重な淡水資源である地下水の水質を、将来にわたって保全することができるよう、しっかり取り組んでまいりたいというふうに思います。
 以上です。

2.質疑応答

(問)先日、前原外相が、政治献金の問題に関係して辞任をされましたが、閣僚の御一人として受け止めをお願いいたします。
(答)彼が当選して、すぐに私のところに電話がかかってきて、一緒にこんな勉強をしましょうとかいった、もう古い仲間ですから、故意ではないということで、辞める必要はなかったのではないかなというふうに思います。いろいろな意味で、政治とカネの問題は、それぞれ、こういう言い方もおかしいでしょうけれど、軽重もあるでしょうし、いろいろなことに引き比べて、彼のケースが辞める程のものだったのかなという、何か切ない思いがあります。
(問)それに関連してなのですけれども、確かに、辞めるべきではないという意見もありましたし、辞めるべきだという意見が分かれた問題だったと思うのですが、もし大臣が、前原外相のお立場でしたら、どのようにお考えになったかをお聞かせ願えますか。
(答)私は辞めます。同じ立場でしたらね。
(問)それは外相という立場が。
(答)いやいや、そういうことではなくて、そういうケースがあって、私あんまり恋々とする方ではありませんから。いろいろなことで、政治家がいろいろな人と付き合うのは、かなり緊張感持って付き合わないとだめですし、私がもしそういうことであれば、前原さんも、ああいうまっすぐな人ですから、私はまっすぐではないけれども、スパッとしてますから、私だったらそうするかも分からない。ケースバイケースによりますけどね、どういう役職にあるかとか。
(問)その点に関連してなのですけれども、温暖化交渉への影響というのは考えられないでしょうか。
(答)あると思います。やはり、継続性がありますから。この間、彼は9月のニューヨークに行ったとき、一緒に行きましたけれども、その時も頑張ってくたし、COP10もCOP16も、いろいろな意味で発信をしてくれたり、道筋をつけてくれましたから、影響はあると思いますけれども、過去を振り返ってもしょうがありませんので、これからまた新たに、様々なチャンネル通じて、外交の友達を作っていくというのが新しい課題だろうと思います。
(問)支持率が厳しい状況の中、前原外相の辞任となりました。菅政権が国民の信頼を取り戻すために、今後どのようなことが必要なのか。
(答)目の前にある予算を早く通していただいて、経済界のほうも3、4月が山だというふうに言われているのを2月頃聞きましたので、そういう意味では1日も早く執行できるような体制を作っていく。要は国民の生活が一番ですから、そこのところはしっかり体制を整えてやるしかないと思います。
(問)土曜日、国民対話されましたけれども、御感想はいかがですか。
(答)かなりいい対話ができたと思います。ゲストの亀山さん、田中さん、それぞれいい話をしていただいたし、質問も厳しい質問もありましたけれども、応援団みたいな方も会って、何回もこれをやってくれという話も最後にありまして、最後は和やかな雰囲気で終わったと思います。

(以上)