松本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年2月15日

(平成23年2月15日(火) 9:30~9:34  於:衆議院本会議場中庭側廊下)

1.発言要旨

 おはようございます。二つ発言がございます。
 11日及び12日に、新燃岳の噴火に係る現地調査のため、鹿児島県、宮崎県に行ってまいりました。現地では、伊藤鹿児島県知事、前田霧島市長、河野宮崎県知事、日高高原町長から、順次、新燃岳の降灰被害及び現地の対応状況等について説明を受け、現地の状況について調査を行いました。降灰除去の作業や土石流に対する避難計画の策定等、まだまだやるべきことが山積していますが、前回の現地調査でも訪れました都城市夏尾地区を再び訪れました時に、降灰除去をされている皆さんのお顔が心なしか少し前回より明るく見受けられ、この2週間の現地の皆様の御努力に感動したところであります。いずれにしてもまだまだ、これからやるべきことは沢山あります。政府としましても、引き続き、現地に派遣しております政府支援チームが一丸となって、避難計画の策定、活火山法に基づく地域指定に係る作業等を支援していくとともに、農業被害対策、風評被害対策、省庁横断的に取り組むべき課題についても、関係省庁で連携して迅速に取組を進めてまいります。
 2点目。環境省は、国連と共催で、2月16日から18日に、国連持続可能な廃棄物管理会議を東京にて開催します。この会議は、樋高政務官を議長とし、廃棄物管理における関係者によるパートナーシップの促進方策等について議論するものです。会議の成果文書として議長サマリーをとりまとめ、これを本年5月に開催される国連持続可能な開発委員会、CSD第19回会合にインプットし、さらにリオ+20への貢献とする予定です。この会議には、CSD副議長やバーゼル条約事務局長を始め、政府、自治体、事業者、NGO、国際機関、専門家などの約180人が参加する予定です。私も可能であれば会議の冒頭に参加したいと考えています。
 以上です。

2.質疑応答

(問)今週から生物多様性の第1回目のフォローアップが始まるんですけれども、大臣の意気込みといいますか、お聞かせ願えたらと思うのですが。
(答)議長国として大きな責任がありますから、引き続き全力で取り組むように、事務方にも言いましたし、私自身もいろいろなことで、フォローアップしていきたいというふうに思います。
(問)昨日の石綿関係の小委員会の話なんですけれども、石綿健康被害救済法の給付水準を引き上げないというような報告書をワーキンググループが出したんです。結論はこれからなのですが、民主党は政権交代時に、救済レベルを労災レベルに引き上げるというふうに公約をしていたのですが、それに関して被害者団体から公約違反になるのではないかというような批判もでています。この点に関して大臣どうお考えでしょうか。
(答)昨日小委員会が行われて、とりわけ法学者のみなさんが中心となって作成されたワーキンググループの報告書が出たというふうに聞いておりますけれども、これからまた引き続き小委員会で議論されるということでございますから、それも見ていきながら、環境省としてもこれから適切に対応していきたいというふうに思っております。

(以上)