海江田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年1月11日

(平成23年1月11日(火) 10:35~10:42  於:合同庁舎第4号館6階642会見室)

1.発言要旨

 先ほど閣議が終了いたしましたので、その中身を御報告いたします。
 1つは、放送法等の一部を改正する法律の一部の施行期日を定める政令を決定したということでございます。あとは、電波法施行令の一部を改正する政令、それから感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行令及び検疫法施行令の一部を改正する政令、労働安全衛生法施行令等の一部を改正する政令と、この4本の政令が決定したところでございます。あとは、人事などについて了解をしたところでございます。
 以上でございます。

2.質疑応答

(問)ねじれ国会での来年度予算案の審議についてお聞きしたいのですが、岡田幹事長を初め一部の民主党の幹部が、テレビ番組などで予算案の修正も容認するという考えを表明しています。ただ、大規模な修正となると、恐らく予算案の早期成立にも関わってくるかなと思うのですけれども、大臣は予算案の修正というものに関して、どういうふうに今お考えになっているかお聞かせいただけますでしょうか。
(答)私は、来年度の予算は、与えられた条件の下におけるベストのものだと思っておりますので、政府としては、これを粛々と国会で御審議をいただき、一日も早く成立させるということが責務だろうと思います。ただ、今もお話がありましたけれども、実際にこの予算案を国会で成立させる、あるいは、もう少し厳密に言いますと、予算関連法案まで成立をさせるということになりますと、これは当然、国会の動きというものに注目しなければいけないわけですから、その意味では幹事長がそうした国会の動きも見ながら、そういう発言をされたのだろうと思います。
 ただ、私どもとしましては、先ほどもお話をしましたけれども、与えられた条件の中でのベストのものだと思っておりますので、それを粛々と一日も早く成立させるために努力するということが、私どもの仕事だろうと思っております。
(問)これは党内のことなのですけれども、明日、両院議員総会があって、明後日、党大会があると。臨時国会以降、小沢元代表の招致問題等々ありまして、いろいろごたごたしたいきさつもありますけれども、明日の両院総会、明後日の党大会について、大臣としてはこういうふうな場であってほしいという期待を込めた何かはございますでしょうか。
(答)本当に、いよいよ常会もスタートするところでございますから、そこに向けた団結の大会、それから団結の両院総会になってもらいたいということでございます。
(問)2点お伺いしたいのですが、未だに国会の日程も含めて示されないというのは、極めて内閣として国会軽視の姿勢なのではないかと、そう思われないかということがまず1点です。
 もう一つは、内閣改造について、これも公式には何も示されていない。これも、極めて無責任なのではないかというふうに思うのですけれども、このことによっていろいろなことが、この間、遅滞しているのではないか。そうでないというのであれば、そうでないとおっしゃってもらってもよいのですけれども、どう考えていらっしゃいますか。
(答)国会の日程につきましては、各般の情勢を判断しながら決めることだろうと思いますので、そう日を置かずに、これは決定されることになろうかと思います。
 それから、2番目の内閣改造についてですが、まさに公式に何の発表もないわけでありまして、ですから、私どもは粛々と、それぞれの持ち場でそれぞれの仕事をやっているわけでございまして、閣僚もそれぞれ外国へ行きまして、一生懸命、日本の国益のために頑張っているわけでありまして、遅滞というのは、私は特にないだろうと思っております。
(問)景気が踊り場から脱却する上で重要な鍵となる米国経済の動向なのですが、金曜日、雇用統計などが出ましたが、アメリカ経済については大臣はどのように見ていますか。
(答)クリスマスシーズンの消費が伸びたというような情報も入っています。それから、今お話のありました雇用統計も、当初予想していましたほどではありませんけれども、改善は進んでおりますので、ぜひ一日も早くアメリカ経済が本格的な回復に向かってもらいたいと思っておりまして、特に今、この年末年始の動きが悪いほうに向かっているというふうには思っておりません。

(以上)