海江田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年10月5日

(平成22年10月5日(火) 10:43~10:51  於:合同庁舎第4号館6階642会見室)

1.発言要旨

 先ほど閣議が終了いたしましたが、本日の閣議では、「税制調査会の設置について」、これは閣議決定を一部改定をするということで、中身は、不肖私が、この政府の税制調査会の会長の代行に任命されたということでございます。会長が財務大臣、それから会長代行が総務大臣、それから国家戦略担当大臣、そして私が新たに加わったということでございます。
 あとは、人事の案件等がありましたけれども、ごく短い時間で終了いたしました。
 閣議の御報告は以上でございます。

2.質疑応答

(問)経済対策ですけれども、昨日、野党との話し合いが一度持たれましたけれども、今後の対策の取りまとめについて、どういう方向でいこうとしているのか、その辺をお聞かせください。
(答)昨日、これは玄葉政調会長が主に野党の皆様方と、これは野党の皆様方から幾つか質問があって、それに対する政府と、それから党の考え方を御説明したということでございますが、その御説明をして、これからは与党と政府とでしっかりとした中身を決めていくということでございますから、毎日毎日、これは玄葉大臣、あるいは党のPTの座長であります直嶋さんとよく連絡をとりながら政府の案を固めていきたいということでございます。
(問)これは今週中にも取りまとめの方向ということでよろしいんですか。
(答)今日はまだ火曜日でございますから、今週はあと4日、5日残っておりますから、私はやはり今度の経済対策、そして補正予算、これはもちろん中身も大切でございますが、それと同時にスピード感が大切だと思っておりますので、できるだけ早く取りまとめをしたいと思っております。
(問)もう一点、小沢さんの問題で、昨日、検察審査会が起訴すべきという結論を出しましたけれども、これについての受けとめと、小沢さんについては議員辞職すべきではないかという考え方と、検察が直接起訴するケースとは違うので、そこは違った考えでいいという考えとあると思うんですけれども、大臣はいずれのお考えかということをお聞かせください。
(答)昨日のお話は、私は夕方その情報に接しまして、驚いておりますし、しかも、強制起訴ということでございますので、大変残念なことであるというふうに思っております。あとはこれは法的な手続に入るわけでございますから、しっかりとその法廷の場で小沢さんは無実を晴らしてほしい、嫌疑を晴らしてほしいというふうに思っております。
 それから、離党ですとか、そういうお話でございますが、あるいは今お話のありました議員辞職とかのお話でございますが、これは私は本当にいつも申し上げていることでございますが、政治家の出処進退は自分で決めるということでございますから、御本人のお考えが第一であろうかと思っております。
(問)今日、日銀の政策決定会合がありますけれども、日銀に対する期待等あればお願いします。
(答)これは昨日から続いておりまして、本日2日目の会合が開かれるわけでございますから、菅総理の所信表明の中でも政府の考えというものはしっかりと伝えたということでございますので、あとは日銀が独自にどういう判断をするかという、その判断を待っているというところでございます。
(問)小沢さんの強制起訴の議決に関連して、この議決が補正予算案などの国会審議に与える影響についてはどのように考えていますでしょうか。
(答)これはまさに国会対策の方々が、今野党の皆さん方と国会の運びについて話し合いをしているところでございますから、その話し合いを待ちたいというふうに思っております。
(問)尖閣諸島問題が発生して以来、菅総理と温家宝首相の会談が実現したわけですが、その中で、現状の状況について好ましくないとの認識で一致しました。戦略的互恵関係の原点に戻るというような話し合いがされたということなんですが、これについての大臣の御所見をお願いします。
(答)日本と中国の間はまさに戦略的互恵関係ということで、これは日中双方が確認をした点でございますから、やはりこの戦略的互恵関係に基づきまして、経済の面で言えば、お互いやはりこれは欠かすことのできないパートナーだと思っておりますので、特に経済の面で両国の関係が円滑に進むようにそれぞれが努力をするということの確認だと思っておりますので、その意味で、本当にこれから戦略的互恵関係の中身をそれぞれがしっかりと考えていかなければいけないと思っております。

(以上)