蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年1月5日

(平成23年1月5日(水) 10:27~10:33  於:第4合同庁舎6階605会見室)

1.発言要旨

 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 初閣議が今終わりました。
 私からは、特に報告はございません。何かありますか。

2.質疑応答

(問)北海道新聞、安藤です。今年もよろしくお願いいたします。
 まずは年頭に当たりまして、多難な国会運営が予想されますけれども、今年の大臣の抱負を頂けますでしょうか。
(答)今年も昨年に続き、これまでの仕分けの評価結果を常に反映させるための努力を行っていきたいと思っています。
 それと今年は3月をめどに、公共サービス改革分科会から報告が上がってまいります。あるいは、規制・制度改革も3月をめどに分科会からの報告が上がってまいります。この2つは、どちらも我が国の経済を成長させるための大きな道具となると思っていますので、全力を挙げて進めていきたいと思っています。
 そしてもう一つ、今年は、公務員制度改革、大きな節目の年になりますので、ぜひ実現をしていきたいと力強く思っています。
(問)昨日、総理の年頭会見もございました。年頭の一番焦点になるであろう小沢さんの問題で、総理は、起訴が実際にされたときには、政治家としての出処進退を明らかにして、裁判に専念されるのであればそうされるべきだというふうな御発言をされました。昨年もずっと小沢さんの問題を聞いてまいりましたが、改めて年頭に当たって、どういうふうに総理の発言を捉えられたか、伺えますでしょうか。
(答)総理の思いは総理の思いとして受け止めています。内閣の一員として、一緒になってそれは同じ思いであるとは思うのですが、ただ、ずっと私、これまでも言っていますけれども、基本的には、小沢さん御本人が御判断をされることですし、あるいは、これまでも小沢さんは様々なメディアを通じて、自身の行動というのは自分で決めるというふうにおっしゃっておられますので、そこは強制的に誰がどうということは難しいのだと思います。ただ、国民が見ているというこの視点は、私たち民主党に所属している国会議員全員は持ち続けなければいけないと思っています。
(問)保険毎日新聞の園田です。
 自賠責特会のうち、特別会計から一般会計に貸し付けている繰入金の返済が、また今回の予算編成で7年ぐらい延びてしまったのですけれども、それについての見解をお願いします。
(答)その件は、特会の仕分けをしたときにも議論になっていました。今年からまた特別会計の、昨年の仕分けの評価を受けて、制度そのものをどうするかという制度論の改革を進めてまいりますので、その中でも当然議論はしていこうと思っています。
(問)毎日新聞の青木です。今年もよろしくお願いいたします。
 総理が昨日の年頭会見で、もし問責が出てきた大臣に対して、問責が出れば即辞任だということになれば、解散のある衆院よりも参院のほうが大きな力を持ちかねないということをおっしゃいました。問責、即辞任というようにはならないということの意見として紹介されたことですけれども、大臣は、こうした意見についてどのようにお考えかというのをちょっとお聞かせいただければと思います。
(答)それぞれ院の違いというのはあるとは思うのですが、総理がお話しになったとおり、やはり内閣総理大臣、そしてその方が持っておられるいわゆる人事権というものに対して、参議院の影響力というのが果たしてどこまで及ぶのかというのは、これは私たちが野党のときにも同じことがきっと繰り返されて、どこかでやはりこの問題というのは、与野党問わず議論をする、院の在り方も含めて議論をすることは、私は必要だと思います。少なくとも、ねじれという今の状態が、参議院は解散がないわけですから、あと2年半は続きます。そのときに、たとえどちらが与党になったとしても、この問題はどういうふうに、国民生活に支障が出ない形で紳士協定なのか、どうやって乗り越えていけるのかは、整理をするべきではないかという、その問題意識だと私は受け止めています。
(問)その整理するための議論というのは、いつ始めればいいかと考えますか。
(答)このことは、実は、前々回の参議院議員選挙でねじれが起きて、私たちが参議院で第一党にさせていただいたときに、当時の峰崎さんが、まだ議員だったのですが、あるいは現在の西岡議長を含めて、参議院はどうあるべきかという議論をしました。そのとき両院協議会はどのようにあるべきかという勉強会を御専門の方を呼んで、実はまとめたものがあります。だから民主党の中でそれをどういうふうにするのか、まだ全く議論をしていませんけれども、参議院に身を置いている私としては、少なくとも多くの仲間とこの問題意識は、私たちが参議院で、野党でありながら第一党になったときから持ち続けている。これをどういう形にするのかは、ちょっとまだ考えてはいませんが、生かしたいとは思っています。
(問)フジテレビの羽山です。よろしくお願いします。
 今年の目標としてなんですけれども、規制仕分け、昨年やっていきたいというふうに大臣おっしゃっていましたが、どのようなスケジュールで今年やっていくかというのは具体的に決まっていますか。
(答)スケジュールはまだ、全く未定ではありますけれども、なるべく早い段階でスケジュールも含めて、どういう形で規制仕分けができるのかは具体的に詰めていきたいと思っています。

(以上)