蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年12月24日

(平成22年12月24日(金) 10:43~10:50  於:第4合同庁舎6階605会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今日からパブリックコメントを始めます。国家公務員制度改革基本法第12条の趣旨を踏まえまして、国民の皆様方から幅広く御意見をお伺いいたします。自律的労使関係制度の措置に向けての意見募集、パブリックコメント、今日、関係書類は皆様方のお手元にお配りをさせていただいております。
 国家公務員の労働基本権に関しましては、協約締結権の付与について、先日取りまとめをしました「自律的労使関係制度に関する改革素案」をもとに、今後、制度の具体化に取り組んでまいります。
 また、併せて争議権についてでございますが、「国家公務員の労働基本権に関する懇談会」で取りまとめをいただきました。その報告を踏まえて、争議権付与のそのものの是非、あるいは仮に付与する場合とした時には、その付与の時期、あるいは付与するまでの間における検討の在り方等について、検討していこうと思っております。
 一人でも多くの国民の皆様方の御意見を踏まえまして、次期通常国会に自律的労使関係制度を措置するための法案を提出していきたいと考えております。できればメディアの皆様方に多く報道していただいて、多くの国民の皆様方に御関心を持っていただいて、御意見を賜りたいと特に考えております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)朝日新聞の村松です。
 今日の午後、来年度の予算案が閣議決定される予定ですけれども、大臣も関係閣僚会議等で予算編成に関わってきたと思うんですが、行政刷新担当大臣として、これまでの仕分け結果というものが十分に反映されてきているというような印象をお持ちかどうかというところと、もし仮に仕分け結果が反映されていないというような御感想を持たれたときに、閣議書のサインについて、どのように対応されるのか。来年度、再来年度以降もやっていくという総理の意向を確認した上で、担保を取った上で対応していくのかどうか、そこら辺についてお聞かせください。
(答)予算案がまだ閣議決定されていませんので、仮定の話になるかとは思いますが、私の立場で言いますと、行政刷新、これまでの事業仕分けの評価結果を各担当大臣にはぜひ反映をしていただきたいという要請を繰り返しお願いをしてまいりました。その私の要請に基づいて、担当大臣、財務大臣が交渉してきたと報告を聞いています。
(問)保険銀行日報、片岡と申します。
 規制・制度改革分科会のワーキンググループで、農協の共済分離が検討項目として挙がっておりますが、農協からの共済分離について、大臣はどのような見解を持っているかお聞かせください。
(答)今まさに規制・制度に関する分科会で、有識者の皆様方に副大臣を中心に御議論を頂いていますので、この御議論の結果というものを今年度末、3月末までに私に報告を頂きます。ですから、現段階で私がこういう方向だと指示をすることは考えていません。
(問)フリーランスの上出です。
所管の直接のあれではないんですが、最近、防衛大綱で、今までの基盤防衛力構想から動的防衛力というふうに大転換されました。これは自民党でもなかなかできなかった部分なんです。民主党への期待としては、平和とか、そういうものをもっときちんと押さえてほしいという要望もあると思うんですが、大臣御自身、閣僚のお一人として、その辺はどういうふうに考えておられますか。
(答)平和というのは……
(問)アメリカと一緒になってどこにでも行けるという体制が着々とできてくるということにつながると思うんですが、そういうことについてはどうお考えですか。
(答)基本的には御評価を頂いていると思っておりますが、当然、私どもの内閣では平和というのは最も尊ぶものだと思っています。
 それ以上の話については、是非防衛大臣の記者会見に出ていただければと思います。
(問)MXテレビの山中です。
 前回の会見で、大臣が知事選への出馬について、現段階では全く考えていないとのことでしたが、手塚仁雄さんが蓮舫大臣のことを最強のカードだとおっしゃっていました。蓮舫大臣を都知事に期待する声は直接的にもあると思うんですけれども、今どのように受け止めていらっしゃいますか。
(答)いろいろな方からいろいろな御提案、あるいは御意見、あるいはアドバイスは頂いておりますけれども、私は現段階では、都知事へは考えていません。
(問)石原知事は、都知事という職について、非常にやりがいを感じると話しておられましたが、蓮舫大臣にとって都知事という職については、どのように考えていらっしゃいますか。
(答)都知事であれ、ほかの道府県知事であれ、やはりその都道府県の行政のトップとしてリーダー力を持って仕事をするお立場だと思いますので、やりがいは相当大きいものだと私も思っております。
(問)日本テレビの中澤と申します。
 今年の元日、小沢さんの新年会に行かれたと思うんですけれども、来年は小沢さんの新年会等に御出席する予定とかはありますでしょうか。
(答)まだお声がけは頂いていません。

(以上)