蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年12月21日

(平成22年12月21日 10:25~10:31  於:第4合同庁舎6階605会見室)

1.発言要旨

おはようございます。
私からはございません。

2.質疑応答

(問)北海道新聞、安藤です。
今日も一部の報道で農協の改革についての検討を行政刷新会議で始めるというふうなお話が出ていました。保険とか金融を分離していくというふうなお話だったんですが、その狙い、どんなことを目指したいかというお考えがもし大臣の中であれば伺えますか。
(答)その報道に私は触れていませんし、農協の改革について私から話したことは今までまずありません。
(問)規制・制度改革の中で、金融、保険を分離していくと、農業の事業に、本体に集約するというようなお話だと思うんですが、農協というのは、自民党の選挙を応援していた大きな組織というところもあるかと思うんですが、何か狙いというか、お考えがあれば伺えますでしょうか。
(答)どこの政党を特定に応援していたからということで会議の対象にすることはありません。これまでもやってきていません。
 ただ、今ある組織が本当の意味での設立したときの目的に沿った合理的な組織になっているのかどうなのかは、いつも行政刷新の立場から見直しをしていかなければいけない。その部分、金融であるとか、保険であるとか、今一体性を持って業務にいそしんでいる部分を整理、あるいはもっと合理化できるという視点があるのであれば、それは議論する価値はあると思っています。
 ただ、現段階で正式にここだけを切り出して行政刷新会議で規制・制度改革、あるいは組織改革という部分で特別に議論をするという方向ではなくて、ほかの項目も併せて精査をしているところですので、まだ決定はしていません。
(問)フリーランスの上出です。
 直接、蓮舫大臣に関係はないのかもしませんが、御関心があるかと思うんですが、この会見も我々フリーが入れるようになったんですけれども、その後のオープン会見の現状について、内閣としてあまり御関心を持っていないように見えたり、それは個別の大臣が考えることであるということで、特に警察庁などはまだオープン化されていないんですね。記者クラブはいいと言っているんですけれども、そういう問題も含めて、そういうことに御関心を持ち続けておられるかどうか、もし御見解があったら、オープン会見について、あるいは情報公開改革について、御見解を教えてください。
(答)私個人としては、自分の活動、あるいは自分の会見は広く情報公開をしたいと思っています。行政刷新会議も事業仕分けもその姿勢の下で一貫してやってきています。今、フリーランスの方々にも是非積極的に会見に入っていただきたいというお願いをして、週2日会見をして、毎週来ていただいたこと、ありがたいんですけれども、ただ、私の立場から他省がどうとか、他の大臣がどうとか、それはあまりにも踏み込み過ぎていると思います。
(問)共同通信の岡です。
 大臣は先日、講演会の質疑応答の中で、衆院選へのくら替えについては否定しないと発言されていましたが、都知事選への出馬についてはどう思われますか。
(答)現段階では全く考えていません。
(問)読売新聞の清永です。
 昨日、小沢さんと菅さんが直接会われて、政倫審の話をされて小沢さんは拒否という姿勢を貫かれたようなんですけれども、大臣、この間も言われていましたけれども、基本的に党で決めたことに従ってほしいというお考えを示されたかと思うんですが、改めて御感想か受け止め方を教えていただけますでしょうか。
(答)基本的に私の考え方は変わっていません。これは今、民主党という政党、組織の中で決める話でありまして、内閣の一員の私がどうこう言う問題でもなくて、ただ政党に所属をしている党員としては、組織が決めたことは、それは尊重をしなければいけない。
 それと、随分長い時間、代表とお会いになられていたので、丁寧な話し合いが行われているものと承知しています。
(問)日経の島田です。この問題がちょっと長引いちゃっていることについて、どういうふうに受け止めていらっしゃいますか。
(答)党の中にも多様な意見がありますので、やはりそこは手順を踏んで丁寧な対応を行うことは、私は必要だと思っています。ただ、それが結果として、国民の皆様方から国民不在ではないかとか、あるいはもう少し早く動きが、どのような形であれ、出るほうが望ましいという声があるとすれば、それは国民の声として、やはり私たちは敏感にならなければいけないと思います。
(問)テレビ東京の豊島です。
 党のトップが説得に当たったにも関わらず、一議員である小沢さんが応じなかったという結果については、どのように受け止めていらっしゃるのでしょうか。
(答)特に受け止めていません。

(以上)