蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年12月3日

(平成22年12月3日(金) 11:25~11:30  於:第4合同庁舎6階605会見室)

1.発言要旨

 お疲れさまです。
 私からはありません。

2.質疑応答

(問)先ほど官邸に入られまして、総理とお話をされていたようですが、具体的にどういったお話をされたのでしょうか。
(答)公務員制度改革の進捗状況について御報告してきました。
(問)何か決まったりとか、そういう……?
(答)ではありません。報告です。
(問)今日で国会が会期末を迎えますけれども、総理の掲げた「熟議の国会」というものがどの程度果たせたかどうか、どのようにお考えでしょうか。
(答)必ずしも、総理や私の感じている「熟議」が全く同義語だとは思いませんけれども、ただ、全ての委員会を通じて、本当の意味で政策論争する、野党の対案、私たちのやっていることを正面から議論して、深めて、国民の皆様方にお示しできるような「熟議」という定義付けをするのであれば、残念ながら未到達だと思っています。
(問)昨日、行政刷新のPTで、事業仕分けの結果を予算編成に反映してほしいと政府に提言するというふうになりましたが、PTの今後のフォローアップへの関わり方というのを、大臣はどんなふうにお考えでしょうか。
(答)基本的には党のPTですから、党のPTで自律的に決定されていくのだと思いますが、私としては、政府として行ってきた仕分けの評価、そのフォローアップを党の仲間が力強くフォローしてくださるのは、大変有り難い、助けてもらえると思っています。
(問)もうちょっと積極的なトーンで打ち出すのかなと思っていたのですが、意外と、どちらかというと財務大臣と各大臣の折衝にお任せするというか、そこでしっかりやっていただきたいという提言で終わってしまうのではないかと不安なのですが、具体的な関わり方というのは何かお考えですか。
(答)ただ、仕組みとしては、予算編成は財務大臣と各省庁の担当大臣が仕分け評価を受けて行っていますので、それ以上でもそれ以下でもありません。そこに対して、党がどのように介入できるかといったら、その筋はないのではないですかね。
 ただ、やはりいつも編成過程の流れをしっかり党としてもチェックをしているというのは、当然、緊張感を編成担当されている大臣がお持ちになるので、私は意味があると思っています。
(問)今国会では、官房長官が問責を出されて可決されたり、党内の一部からは「解散が近いのではないか」という声も出ているのですが、これについてお考えを。
(答)解散権は、総理しかお持ちではないので分かりません。ただ、私としては、今の内閣でしっかりと仕事をする、私ができることは全力でやっていく、その思いに変わりはありません。
(問)先ほど、「熟議」が未到達だったというふうにおっしゃったのですけれども、その原因として、野党、与党、それぞれどういったところがあったというふうに大臣はお考えですか。
(答)客観的に言えば、ねじれ国会という条件は、やはり相当高いのだと思います。それ以外、分かりません。
(問)関連して、今後もねじれ国会が続くと思われますが、今後の国会運営についてはどのように?
(答)国会運営は、運営している方に聞いていただければと思いますけれども、私からは、来年の通常国会は法案も抱えますので、とにかくしっかりと説明させていただく。御理解を頂けるために臨んでいきたいと思っています。
(問)先ほど、「熟議」の未到達の原因として、ねじれ国会と述べられましたが、2大政党制、民主党、自民党という大きな党がある中で、ねじれ国会というのは非常に起きやすいことだと思うのですけれども、このねじれ国会で「熟議の議論」を達成するには、どういう課題を政権としては持たれていると思われますか。
(答)その質問に答えるのは、非常に難しいと言いますか、どういう分析を私がして、今、どういうふうに答えるのかは難しいと思います。つまり、国会があって、我々行政府があって、それともう一つ、党というものがあって、どういう形でここの風通しを良くしていくのか、それはやはり政党としても考えなければいけないし、党首である菅総理も、やはりそこに思いはおありでしょうし、それと国会と党がよく連携していくという形もあるでしょうし、そこのバランスはとても大きくなってくるのではないでしょうか。

(以上)