蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年11月4日

(平成22年11月4日(木) 18:08~18:14  於:第4合同庁舎4階408号室)

1.発言要旨

 お待たせいたしました。ところで、私からは何もないのですが、質問があればどうぞ。

2.質疑応答

(問)北海道新聞、安藤です。
 15日からの再仕分けの件で、ちょっと確認させてください。準備は進んでいると思うのですが、対象事業がどれくらいになりそうか。あと、実際の現場の視察等はどういうふうな日程になりそうかというところの今の見通しを教えてください。
(答)最終的に取り扱う事業の数は、まだ確定していません。再仕分けの場合は、こちらからあらかじめ選定したものすべてが仕分けの対象になるというよりも、いったん各府省とやり取りをしますので、その途中で事業自体が、もしかしたら消滅するものも出てきますので、現段階で幾つというのは言えないと思いますが、数十の単位でないことはもちろんです。100単位以上になると思っています。
 今、高邑さんや、あるいは藤田さんから連日詳細に報告いただいておりますけれども、今週末に国会議員評価者が御地元で、それぞれ現地調査の場所も含めて最終的なチェックをしていくそうです。来週の頭から、現地調査は入ってくると報告を聞いています。
(問)今のお話で、事前に省庁のほうが、いわゆる引き下げた、取り下げたような事業というのは、取りやめた事業も含めて出てきているのですか。
(答)検討事項はあるかのように聞いておりますけれども、ごめんなさい、そこまで幾つあるか、本当にあるのか、どうなっているのかは、まだ確認していません。
(問)共同通信の岡です。
 今日、岡田幹事長が小沢元代表と会談されて、岡田さんが国会招致に応じるよう求めたのですが、小沢さんは拒否しました。この受け止めをお願いします。
(答)すみません。今日、ずっと衆・参と本会議があったもので、今御指摘の事実関係については承知していないのですけれども、どういう具体的なやりとりがあったのか、今日で果たして全部終わりなのかによっても、随分受け止めは変わってくるとは思いますけれども、いずれにせよ、総理が再三、答弁でも申し上げているとおり、岡田幹事長が責任感を持って、そして小沢さんと話合いをするということですので、まだまだ続くものだとは思っています。
(問)フリーランスの上出と申します。
 今の小沢さんとも関係があるのですが、そういう中で民主党は、企業献金をきっぱりやめるというふうに言ったはずなのですけれども、なぜか1億円未満については再開するという動きが報じられています。これは、国民への約束とも違いますし、いろいろな意味で国民が不信を抱く、民主党にとっても自殺行為ではないかと思うのですが、この辺の御所見、どういうふうに思っておられるか。
(答)「マニフェストをよく読んでください」と、岡田幹事長が言ったとおりだと思います。そこには、1億円未満については記載されておりますから、マニフェスト違反ではないと思っています。
(問)マニフェスト違反とかというのではなくて、小沢さんの問題を抱えている中でこういうことがやられているということについて、どういうふうにお考えですか。これはよいことだとお考えですか。マニフェストにあるからよいのでしょうか。マニフェスト違反でないからよいのかどうかということで、企業献金全廃に向けていくのでしたら、当然また、いっぺんやめていたものを復活させるということは、国民の目から見たら、「変だな」と思うのではないでしょうか。
(答)マニフェストにあることはあることとして、それは別にマニフェスト違反ではないというのは一義的にあると思います。その上で、国民の皆様方にとって、やはり企業・団体献金、そこに何らかの、与党である、あるいは政府であるというところで疑いを持たれるということは、あってはいけないことだと思っています。だから、私個人としては、企業・団体献金は受けておりませんけれども、やはり方向性として、ここをもし受けるのであれば、どうやって幾ら受けて、何に使ってという情報公開というのは、それぞれの議員にやはりかかってくるのかなと思っていますが、ちゃんと説明するということは、当然ついてくるべきものだと思っています。

(以上)