蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年8月3日

(平成22年8月3日(火) 8:41~8:45  於:衆議院本会議場中庭側廊下)

1.質疑応答

(問)昨日の予算委で、菅総理が予算編成に関して野党の意見も取り入れていくという発言があったんですけれども、それに対して大臣の受け止めをお願いしたいんですが。
(答)極めて前向きな、与野党が一緒になって国会運営を前に進めていくという姿勢の表れだと思っています。
(問)国家戦略室に関してなんですが、昨日、菅総理と枝野幹事長、仙谷官房長官の意見がそれぞれ局に格上げ、もしくは格下げしていくことに対して意見がちょっと割れているように思うんですが、それに対して大臣は。
(答)調整すればいいだけの話であって、そんなに大きな違いではないと思っています。
(問)今日、行政刷新PTの会合がありますが、今回集める方というのは、大体、位置付けとしては調査人になるのか、仕分けということをなさるのか、そういうことに対しての政府としての位置付けをお願いします。
(答)基本的に政調にお願いをして、御協力を頂く民主党の国会議員にお集まりを頂いて、おそらくその方たちの中からグループ分けをして、それぞれの担当が決まって、調査能力あるいはやる気、意気込みも含めて、仕分け人がここから生まれると考えています。
(問)前回の調査人とはまたちょっと立場が違うと、仕分け人とは違うと。
(答)そうですね。前回は調査員という形で、仕分け人にはなれませんけれども、バックプレーヤーで支えていただいて、今回は、仕分け人になっていただく方も含めています。
(問)新人議員にはやはり調査員という形で。
(答)どこまで広げるのかは、これは玄葉政調会長にお伺いいただきたいんですが……。
(問)50、60人というお話も一時ありましたが。
(答)あれは全く間違いです。多ければ多いほうが当然ありがたいわけで、1回生なのか、2回生、3回生まで含むのかは、まだちょっと玄葉さんの意見は聞いていませんけれども。
(問)議員定数の削減をめぐって、菅総理が8月、12月と期限を区切ったことについて、与党からもやや批判的な声も上がっているようなんですけれども、大臣としてはどのように思いますか。
(答)期限を区切ればいろいろな意見があり、期限を区切らなければまたいろいろな意見もありというのが民主主義的かもしれませんけれども、一つの目安として年末というのはありだと思っています。
(問)比例に限らずという発言を枝野さんなんかはしたりしていますけれども、大臣としてはどのようにお考えですか。
(答)比例に限らない、そうすると、選挙制度そのものをどうするのか、あるいは参議院においては一票の格差も出ていますので、選挙区の議員をどうするのか、そこは相当深い議論をしなければいけないとは思いますが、結果を出すために与野党が前に向かって進まなければいけない問題だと思います。国民の皆様方に負担をお願いする前に、まずは自分たちからというところが求められていると思いますので。
(問)再仕分けと特会という2つがありますが、メーンになるのはやはり再仕分けのほうですか。
(答)難しいですね。特会の仕分けは、どちらかというと制度仕分け、テクニカルというか、専門性が高いものになると思います。ただ、その中でも余りにもこのお金の使い方はどうなんだろうかという事業は当然取り上げていきますけれども、再仕分けの場合は、一度仕分けたものがある意味看板かけかえであったり、仕分け結果が反映されていないものはもっと、より国民の皆様方の目線が厳しくなると思いますので、どちらの興味が国民の皆様方に高いかは、ちょっとやってみなければわからないと思います。

(以上)