蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年6月22日

(平成22年6月22日(火) 11:00~11:05  於:第4合同庁舎6階605会見室)

1.発言要旨

 お待たせしました。
 今日の閣議では、公文書管理委員会令等を閣議決定をいただきました。公文書管理委員会は、去年成立した公文書管理法に基づき、内閣府に設置される審議会でございます。同法の委任に基づく政令や各府省の文書管理規則の審議などを行うこととされています。なお、委員会の人選につきましては、現在検討中でありまして、来月の初めごろに公表させていただこうと思っています。
 先週記者会見で発表させていただきましたが、4月、5月の事業仕分けの結果を受けまして、独立行政法人、政府系の公益法人の抜本改革に向けた当面の進め方について、閣僚懇で皆様方にお諮りをさせていただき、御了承をいただきました。スケジュール感も含めて、鋭意取り組んでいきたい。特に今日は消費税の議論もございましたけれども、私のほうからは、消費税の議論を始めることにはいささかの意見もございませんけれども、その前にとにかく行政刷新、税金の浪費を改める作業、特に事業仕分けの結果をしっかりとまとめていくことを行いたいという発言もさせていただいています。

2.質疑応答

(問)今日、中期の財政健全化の道筋を示した財政運営戦略を閣議決定していると思うんですけれども、仮に成長戦略の目標に掲げた名目3%の高い成長を実現した場合でも、2020年度の目標とするプライマリーバランスの黒字化は達成できない、大幅な歳出削減か増税が必要だというふうな結果になっていると思うんですけれども、これについての大臣の受け止めをお願いします。
(答)私の立場としては、とにかく歳出削減、その歳出削減は不用意に削減を行うのではなくて、まず徹底した見直し、行政刷新を行うことによって税金の浪費、あるいはその優先順位がそう高くはないものにおいては、各省庁において御勇断をいただいて、御判断をいただきたい。その努力をとにかく行うというのが私の役目だと思っています。
(問)閣僚懇で消費税の話をされたとおっしゃったんですが、総理、他の閣僚からはどんな発言があったのか教えていただければと思います。
(答)基本的には官房長官が会見されると思いますけれども、消費税をすぐさま上げると受け止められることに対しての懸念、議論をとにかく進めていくということにおいては、皆さん同じ認識でした。
(問)総理自らはどのような発言があったんでしょうか。

先ほどおっしゃった消費税をすぐさま上げると受け止めることの懸念というのは、全閣僚以下一致した認識というか、そういうことでしょうか。
(答)はい。

(以上)