蓮舫内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年6月15日

(平成22年6月15日(火) 9:50~9:54  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 閣議のほうは官房長官がお話されると思いますが、私からは1点だけ。
 今朝、一部報道がございましたが、私の秘書、正確には元秘書ですが、それについて事実関係だけ申し述べます。
 2日に、秘書から深夜に路上で女性とトラブルがあったという報告を受けました。その報告の内容次第なんですけれども、彼の言い分だけを聞いていては、客観的・公平な判断ができないと私は思いまして、弁護士に依頼をしまして、翌日、弁護士を代理人として所轄に行っていただき、事実関係の確認をしてもらい、その報告を受けたところです。
 内容に関しては、相手があることで、また、相手の方のプライバシー、人権もありますので、私のほうから報告するのは控えておくべきだと私は思っています。
 ただ、女性として、あるいは娘を育てる母として、今回の一件は本当にあってはならない、申し訳ないことだと思っています。その思いで再度秘書と話をして、依願退職の申し出がありましたので、速やかに受理をしました。
 以上です。

2.質疑応答

(問)退職はいつになるんですか。
(答)4日です。
(問)地球に帰還した「はやぶさ」の関係でお伺いしたいんですけれども、「はやぶさ」の後継機の開発費を含めた衛星関連予算について、去年11月の事業仕分けの際に1割程度の削減という判定が出たと思うんですけれども、今振り返ってみて、その判定に関してどうお考えになるかということと、費用対効果の面でなかなか宇宙開発関連の予算というのは難しいと思うんですが、今後どうあるべきかということをお聞かせください。
(答)一つには、「はやぶさ」の今回の偉業というのは、我が国国民全員が誇るべきものですし、世界に向かって大きな発信をしたと、大変な評価をさせていただいております。
 去年の事業仕分け、宇宙関連に関しては私が直接担当していたわけではないので、いま一度その流れというものを確認しているところでありますが、仕分けの結果を何が何でも守るというべきものではないというのは、これは枝野前大臣のときからも同じで、結果として、国民の皆様方が様々な声を出していただける、御判断をいただける、その声は次期予算編成に当然反映されるべきものだと思っています。
(問)先ほどの冒頭発言の関連なんですけれども、被害に遭われたとされる方について、直接謝罪とかはされたのでしょうか。
(答)被害届を出されていないものですから、その女性のお名前も居場所も私は知り得ません。あるいは事件にもなっていないというところもありまして、私から直接という動きはとりようがないというのが1点です。
 ただ、真摯に大変申し訳ないと思っています。
(問)鳩山内閣が辞職したりですね、非常に慌ただしい時期であったと思うんですが、党のほうにはそういった報告はされていたのでしょうか。こういった事案があったということは。
(答)弁護士に依頼をしたことも、この内容についても報告はしています。
(問)党のほうからは、報告された後に何らかの指示というか対応というものはございますでしょうか。
(答)党から指示が出るたぐいのものではないと思いますが。はい。
(問)例えば、そのまま了承されたとか、報告を受け止めるとか、そういう。
(答)それは党に聞いてください。

(以上)