玄葉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年9月14日

(平成22年9月14日(火) 10:55~11:01  於:内閣府本府5階522会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日は閣議の前に安全保障会議がございました。今日は防衛計画大綱の見直しに関して、今後の進め方等について話合いがなされたということでございます。これは大変大事な議論でありますので、政調会長として申し上げれば、党としても防衛部門の会議、そして、これから正式に設置をされる予定の外交安保調査会などでも精力的に議論をし、与党の声も反映をしていくという考え方であることを申し上げたいと思います。
 そんなに時間があるわけではありませんので、10月、11月とかなり精力的に議論しなければいけないと思っております。
 本日の閣議については、私から特に申し上げるような案件はございません。
 以上です。

2.質疑応答

(問) 代表選について、今日新代表が選ばれますけれども、これまで14日間の代表選を振り返って、どのような御感想をお持ちですか。
(答)これは以前この場でも申し上げましたけども、泥仕合になるのではないかという危惧の念を私自身持っておりました。しかし、幸いなことにこの選挙戦は決して泥仕合になることなく、いい代表選になったのではないかと思います。堂々の論戦が繰り広げられたように思いますし、一定程度議論も深まったのではないかなと思っております。
 したがって、例えば参議院選挙で提示したマニフェストが参議院選挙で信任されたのか、されなかったのか、あるいは昨年のマニフェストをできる限り実現するという中で、説明責任を果たした上で修正をしていくべきなのか、そうではないのかといったことについても、私は一定の結論が正式に得られるものと期待をしております。そういう意味で、この代表選挙をやった意味は政策的にもあったのではないかと思いますし、勝者の下でしっかりとまとまっていくということが代表選後の大事な課題だと思います。
(問)マニフェストに関してなのですけれども、今後の予算編成過程において、野党側と積極的に施策のあり方も含めて議論をしていくお考えですか。
(答)今回、どちらが勝つかによっても正直、かなり影響するのではないかと思います。小沢前幹事長が勝てば、原点回帰というか、マニフェストを徹底的に実現するという立場に立たれるということでありますので、率直に申し上げて、野党との話合いはかなり困難になるのではないかと思います。一方、菅総理の続投ということであれば、先ほど申し上げましたように、説明責任を果たしながら、修正すべきところは修正をしていくという一定の柔軟性を持った立場でありますので、野党との話合いはしやすいと思いますので、まず私たちの視座というか、立場を明確にしつつ、しかし柔軟に野党の皆さんと話合いをし、よりよい結論を得ていくということが可能になるし、そういう必要があるのではないかと思います。
(問)代表選に絡めてですが、大臣も週末に態度未定の議員の方のところに行かれたりされていましたが、陣営としての手応え、勝算はどのように考えていらっしゃいますか。
(答)一定の手応えは感じております。ただ、選挙というのは投票箱の蓋が閉まるまで油断してはならないと思います。ですから、最後までベストを尽くすということが大事だと思います。

(以上)