枝野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年5月28日

(平成22年5月28日(金) 8:50~8:54  於:衆議院 議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今日の閣議で、私のほうからは事業仕分け第2弾の御礼と、それから行政事業レビュー公開プロセスに当たって、各大臣においてもぜひ強いイニシアチブを発揮して、御協力をお願いしたいということを申し上げました。私の発言に先立って、総理からも行政事業レビューに対する各大臣の御協力をお願いしたところでございます。
 それから、私からもう一つ。
 26日の行政透明化検討チームで、皆さんにも配付をした資料に一部誤りがございましたので訂正させていただきます。
 参集者の橋本博之教授からの意見書を取りまとめて資料にするに当たりまして、事務局の連絡に不行き届きがありまして、一部橋本教授の意思が誤って伝わったおそれがあることでございます。混乱を招いたことについて、座長として一言おわびを申し上げますとともに、正誤表、それから訂正後の資料をお配りさせていただきますので、御確認いただきたいと思います。今後このような不手際がないよう十分に留意して検討チームの運営を指揮していきたいと考えております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)普天間の問題に関連してなんですが、政府は辺野古への移設に反対する社民党の意向を踏まえる形で、慎重にその意思決定のプロセスを進めているわけなんですが、こうしたその意思決定のプロセスについての受けとめと、福島党首が、閣僚の一員としての立場もあるんですが、今、政府の方向性に異を唱えているということについてはどのようにお考えでしょうか。
(答)大事な、重要なことでありますから、慎重なプロセスをとりながら最終的な意思決定をするということは必要、重要なことだと思っております。
 2つ目の点については、前回も申し上げましたが、閣僚と党首の立場をお持ちであるのは御苦労が多いなと同情申し上げます。
(問)そのことに関連してなんですけれども、総理の選択肢として福島さんの罷免ということも考えられておりますが、それについては。
(答)閣僚人事というのは総理の専権事項ですので、総理に選んでいただいている閣僚が口を出すことではありません。
(問)それでの影響についてはどのように。
(答)いえいえ、そういったことも含めて総理の専権事項ですので、総理に選ばれている私の立場から、何かそのことについて意見や感想を申し上げる立場ではありません。
(問)朝、オバマ大統領と会談したようなんですが、それについての報告など、普天間についての話は閣議ではありましたか。
(答)ありません。
(問)なにも。
(答)はい。
(問)あともう一つ、福島大臣の関係なんですけれども、少数政党に振り回されて内閣が混乱しているような印象を与えているという面では、国民に対してマイナスの印象を与えていると思いますが、それについてはどのようにお考えですか。
(答)振り回されているかどうかと、それがどういう印象を与えているのかというのについては、なかなか現時点で感想を申し上げるタイミングではないのではないかなと思っております。15年ぐらい前、逆の少数政党の立場、与党の少数政党の立場にいましたので、複雑な思いで状況を見ています。

(以上)