川端内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年3月5日

(平成22年3月5日(金) 08:43~08:48  於:衆・本会議場中庭側廊下)

1.発言要旨

 今日の閣議で、「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案」が閣議決定されました。放射性同位元素によって汚染されたもののうち、放射能濃度の十分低いものの取扱いに関する規定の整備、放射線発生装置から発生した放射線によって汚染されたものの取扱いに関する規制の創設等の措置を講ずるものであります。詳しくはまた、資料を見ていただきたいと思います。この国会で審議していただくことでありますので、御協力をお願いしたいと思います。

2.質疑応答

(問)いよいよ高校無償化法案の審議が始まりますけれども、今朝、自民党が部会を開いてですね、北教組の問題で、教育公務員特例法の改正を国会に提出しようとしています。その内容は政治的行為の制限に違反した者は3年以下の懲役または100万円以下の罰金を科するということですけれども、これまで以上に厳しい追及が予想されますけれども、どういうふうにして乗り切る予定でしょうか。
(答)といいますか、議論の場ですから、議論を交わす中で、我々の思うことを訴えていきたいということに尽きますし、今の法律のことは、議員立法されるなら議員立法で、また御議論をいただければいいと思います。
(問)昨日の夕方に総理にお会いになられていましたが。
(答)はい。一連の衆議院の予算の締めくくり、それから昨日までの参議院の予算で、学校施設の耐震化に予備費を、場合によっては使うことも視野に入れてということを、総理が御発言をしてくださいまして、このことに関して、まだもちろん本予算が通ってもいませんし、我々の本予算の執行を踏まえる中での状況でありますが、あらゆる機会に総理の発言を踏まえて、是非とも、いつも念頭に置いておいてくださいというお願いを改めてしたのと、そういうことで、地方の自治体の希望をいろいろ聞き取りをするときには、非常に強い期待があるという状況を含めて、地方では引き続き、また調査をするということの報告に行きました。時間が限られていましたので10分もいなかったと思いますが、そういうことです。
(問)そのときに無償化の話は出なかったんでしょうか。
(答)ええ、10分もなく、話している途中で時間がないと言われましたので、終わりました。
(問)埼玉と奈良でですね、また虐待の事件がありましたけれども、これの受止めと、改めて今後の対応をお願いします。
(答)この前から申し上げているように、やはりいろんなメッセージが、どこまで周りに伝わっていたのか、そして、それに対する対処方法が適切であったのかということが、やっぱり出てくるのではないかと。今、詳しくはまだ承知していませんが、事情はしっかり調べたいと思いますが、やはり、この前の国会の議論でも、いわゆるスクールカウンセラーと同時に、スクールソーシャルワーカーといったいろんな役割の専門家がやっぱり必要だということ、と同時に、子どもを守るという部分の感覚、感性も大事だということを改めて思っていますので、いろんな角度から取り組んで参りたいと思っています。
(問)朝鮮学校の件で、先日、社民党から要望があって、昨日は、国民新党の亀井代表が対象とすべきだというような見解を示したのと、あと、委員会が視察に行きましたけれども、今日からその審議に当たってですね、そういうところが影響するのか、今後の判断するに当たって、どういうふうにお考えでしょうか。
(答)何回も申し上げていますように、高校の課程に類する課程とみなせる基準をどうするかということに尽きると思っております。その中で、いろんな立場の、いろんな御意見があるということは、国会も今日から正に、まもなく審議が始まりますので、そういうことも踏まえながら、最終的に判断していきたいということです。

(以上)